レッスン
さらなる飛びを求める人へ 飛距離アップを実現するドリルと“体の動き”を紹介
2025年7月9日(水)午前10:49

今回は、ドライバーショットの飛距離をさらに伸ばすためのレッスンです。
まずは、「ヘッドスピードアップドリル」を紹介しましょう。
最初に、普通の素振りをするのですが、このときからヘッドスピードを上げることを意識して目一杯振ってください。次にクラブを逆に持って(ヘッド側のネックを握る)素振りをしてください。逆に持つことで、ヘッドという重りがなくなるので、ヘッドスピードは確実にアップします。
さらに、クラブを逆に持ったまま足をそろえて立ち、バックスイングで左足を上げて、トップまでいったら左足を踏み込んでからクラブを振ってください。最後に普通にクラブを持ち、同じように左足を踏み込んで素振りをしましょう。
これは自分の脳をだますドリル。いい意味で、脳が“速く振る動き”を覚えてくれるので、普通にクラブを持ったときも、それに準じた感じで振れるようになります。また、左足の踏み込みは、大きく踏み込めば踏み込むほど効果は上がるということも覚えておいてください。
さらに付け加えれば、フィニッシュまでしっかり振ることも大事です。フィニッシュを大きくすることで、最後までヘッドスピードを減速させずにすむからです。
このドリルは、手打ちを抑える効果もあるので、方向性アップにもつながります。普段の練習としてだけでなく、ラウンド中のショット前の素振りとして取り入れるのもいいでしょう。
次に、飛距離をアップさせるためのスイングのポイントをいくつか紹介しましょう。
テークバックの始動は、ドラコン世界王者であるカイル・バークシャーのスイングをヒントにします。彼は、両足を交互に踏む動きをして、左足を強く踏み、その後、右足を強く踏んだ勢いでクラブを上げていますが、この動きを取り入れましょう。右足を踏んだとき右足首、右股関節、上半身の右サイドを1本の線にして、右足の上でねじれている感覚を持てば、パワーを最大限に貯蓄できます。
次に左足を踏み込み、右足を蹴ります。これで貯蓄したパワーが解放されます。このとき、ダウンで右股関節を折り、それを一気に解放することができればより大きなパワーが生まれます。
一方、上半身に関しては、手元をできるだけ遠くに持っていくように。そして、バックスイングの途中からは、手元と上半身の距離を保ったままトップまで持っていけば、スイングアークが大きくなります。
それと、切り返しからダウンでは、上半身を後方に向けたままクラブを下ろすことが大事です。そうすることによって助走距離が長くなり、ヘッドがスクエアに戻りやすくなるからです。これができずに早めに体が開いてしまうと、インパクトでフェースが開き、プッシュスライスなどの原因になりやすいので注意してください。上半身の向きを意識して、あとは腕をリラックスさせて、下半身リードでクラブを振ればいいのです。
ゴルファーにとって飛距離の追求は永遠のテーマ。飛距離アップのためには、“貯蓄と解放”が大事だといわれますが、その動きをしっかり理解し、効率よくパワーをボールに伝えていけば、自分史上最高の飛びが実現するはずです。
★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #140」より(放送・見逃し配信中)
まずは、「ヘッドスピードアップドリル」を紹介しましょう。
最初に、普通の素振りをするのですが、このときからヘッドスピードを上げることを意識して目一杯振ってください。次にクラブを逆に持って(ヘッド側のネックを握る)素振りをしてください。逆に持つことで、ヘッドという重りがなくなるので、ヘッドスピードは確実にアップします。
さらに、クラブを逆に持ったまま足をそろえて立ち、バックスイングで左足を上げて、トップまでいったら左足を踏み込んでからクラブを振ってください。最後に普通にクラブを持ち、同じように左足を踏み込んで素振りをしましょう。
これは自分の脳をだますドリル。いい意味で、脳が“速く振る動き”を覚えてくれるので、普通にクラブを持ったときも、それに準じた感じで振れるようになります。また、左足の踏み込みは、大きく踏み込めば踏み込むほど効果は上がるということも覚えておいてください。
さらに付け加えれば、フィニッシュまでしっかり振ることも大事です。フィニッシュを大きくすることで、最後までヘッドスピードを減速させずにすむからです。
このドリルは、手打ちを抑える効果もあるので、方向性アップにもつながります。普段の練習としてだけでなく、ラウンド中のショット前の素振りとして取り入れるのもいいでしょう。
次に、飛距離をアップさせるためのスイングのポイントをいくつか紹介しましょう。
テークバックの始動は、ドラコン世界王者であるカイル・バークシャーのスイングをヒントにします。彼は、両足を交互に踏む動きをして、左足を強く踏み、その後、右足を強く踏んだ勢いでクラブを上げていますが、この動きを取り入れましょう。右足を踏んだとき右足首、右股関節、上半身の右サイドを1本の線にして、右足の上でねじれている感覚を持てば、パワーを最大限に貯蓄できます。
次に左足を踏み込み、右足を蹴ります。これで貯蓄したパワーが解放されます。このとき、ダウンで右股関節を折り、それを一気に解放することができればより大きなパワーが生まれます。
一方、上半身に関しては、手元をできるだけ遠くに持っていくように。そして、バックスイングの途中からは、手元と上半身の距離を保ったままトップまで持っていけば、スイングアークが大きくなります。
それと、切り返しからダウンでは、上半身を後方に向けたままクラブを下ろすことが大事です。そうすることによって助走距離が長くなり、ヘッドがスクエアに戻りやすくなるからです。これができずに早めに体が開いてしまうと、インパクトでフェースが開き、プッシュスライスなどの原因になりやすいので注意してください。上半身の向きを意識して、あとは腕をリラックスさせて、下半身リードでクラブを振ればいいのです。
ゴルファーにとって飛距離の追求は永遠のテーマ。飛距離アップのためには、“貯蓄と解放”が大事だといわれますが、その動きをしっかり理解し、効率よくパワーをボールに伝えていけば、自分史上最高の飛びが実現するはずです。
★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #140」より(放送・見逃し配信中)
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