?女性ゴルファーのスコアアップに必要なポイント?「ベストスコアを出すにはティーショットと2打目が重要」
2015年4月5日(日)午後0:58
ツアープロコーチの内藤雄士氏が“明日のゴルフに即役立つレッスン"を紹介するゴルフネットワークで人気のレッスン番組「あすゴル!」。4月からは女優の岡田理江さんを迎えて新シリーズが放送される。
番組収録を前に、内藤さんとゲストの岡田さんによる対談を企画。女性ゴルファー特有の悩みからレッスンのポイントなどお話をお聞きしました。(取材:ハイランドセンター)
女性ゴルファーの悩みで最も多いのは「飛距離アップ」
高校生の時にお父さんの影響でゴルフを始めたという岡田さん。当時は高校のゴルフ部に所属して朝二時間かけて練習に行く体育会系だったそうですが、現在は年間ラウンド数も減って、月いちゴルファーを目指して奮闘中。そんな岡田さんの悩みとは?
(岡田さん)「高校生の時からやってるというプレッシャーがあって、たまにレディースティで回るの?とか言われるんですが、飛距離が伸びないのが悩みです。」
(内藤さん)「女性の場合は曲がらないけど飛ばないことが多いですね。男性の場合は瞬発力や腕力があるのでリストを使って飛ばすことが出来ますが、女性の場合は体全体を使って飛ばすので、体重が落ちると距離が出にくくなります。女子プロもそうですが、女性の場合は体系を気にして痩せると飛距離が落ちることがあります。そのため、どれだけ良いスイングになっても飛距離が出なければスコアが伸びないことにもなります。」
レッスンをする上で大切なこととは?
(内藤さん)「それぞれの人のテーマに沿ってやることですね。男性と女性という違いもあれば、体格、スイングの癖、ゴルフのレベルなどいろんなゴルファーがいます。
?内藤流レッスン法「1話完結!明日のゴルフに使えるレッスン」?
ポイント?:グリップとアドレスをチェック
ポイント?:一番バランスの良いアドレスになるように矯正
ポイント?:修正前・修正後のスイングを映像で一緒にチェック
ポイント?:1時間のレッスンであれば最初の15分で修正、残りの時間は習得に使う
(内藤さん)「ゴルフに100発100中はなく、必ずミスの出るスポーツなので、如何にミスショットが出ない安定したスイングにするかが重要です。誰でも癖があるので修正すると、いつものスイングと違って気持ち悪くなりますし、完全に矯正するのは難しいです。そのため修正前、修正後で映像を一緒にチェックしながら修正ポイントを説明します。」
「ただ、毎日レッスンできるわけではないので、時間との勝負でもあります。教える側として大切なのはその一回を大成功させなくてはいけないこと。1話完結ですね。私の場合はだいたい1時間くらいのレッスンで、初めの15分で修正ポイントを見つけて、残りは習得することに時間を使います。明日のゴルフに使えるためのレッスンを心掛けています。」
(岡田さん)「まさに“あすゴル!"ですね。私もレッスンを受けたりすることがありますが、たくさん悪いところを一気に言われてもわからないし、全部入ってこないんですよね。(笑)だから、1個か2個を集中して、理解できることを治せるといいですね。内藤さんのレッスンに期待大です。」
フェアウェイウッドが苦手なんです
Q:今回の「あすゴル!」で内藤さんに教えてもらいたいことは?
(岡田さん)「やっぱり飛距離アップですね。あと、フェウェイウッドも苦手です。」
(内藤さん)「女性はフェアウェイウッドが苦手なことが多いですね。ドライバーはアッパーブローで打っても、フェアウェイウッドは少しでもダウンブローじゃないといけません。アッパーブローになるとチョロや空振りになります。」
(岡田さん)「そうなんです、ドライバーが成功して、“よしっ!"と思っても、二打目のフェアウェイウッドでよくチョロしたりします。せっかくティーショットが上手くいってもPar5で大叩きすることも・・・。」
ドライバーとフェアウェイウッドで二種類のスイングが必要
(内藤さん)「ドライバーのヘッドが大きくなって、飛距離アップのためにシャフトを長くすると、スイングがフラットになってダウンブローでは振りづらくなります。そのためドライバーのスイングが横振りのアッパーブローになると、フェアウェイウッドが振りづらくなりす。だから女性に限らずアッパーブローの方は二種類のスイングをしないといけません。ドライバーはティーアップでアッパーブロー、そしてファウェイウッドはアイアンのスイングを。」
(岡田さん)「そうなんですか、全部同じようにスイングしてました。」
(内藤さん)「男性の場合は飛距離も出るのでティーショットが良ければセカンドが短い番手になるので、ドライバーの大成功がスコアにつながることもあります。でも、女性の場合はティーショットを大成功しても距離が残ることがあるので、セカンドを失敗すると大タタキの原因になります。」
(内藤さん)「ゴルフはショートゲームが大事と言われますが、最近ではPGAツアーでストロークゲインド(ショットのスコア貢献度)などのスタッツも浸透しつつありますが、ティーショッット、セカンドショットもスコアメイクの上で重要です。ベストスコアを出すには1打目、2打目の精度を上げる必要もあります。『100切りができた時はティーショットでのミスが少なかった』、『なかなか90が切れなかったけど、飛ぶようになったらセカンドの番手が短くなってバーディが穫れるようになって、80台のスコアが出た』というゴルファーの方も多いのでは。」
(岡田さん)「確かに私もベストスコアを出した時は曲がらないしよく飛んで、パーオンする確率が多かったです。」
ティーショットの左右のミスをアプリでチェック
Q:スコアアップを目指す上でスタッツのポイントなどはありますか?
(内藤さん)「先ほどからティーショットの話しをしていますが、アプリ(ゴルフネットワークプラス)ではフェアウェイキープ有無だけでなく、左右どちらにミスをしたかを記録できます。ただフェアウェイキープ率の数字を見ただけでは何とも言えないので、左右のミスの割合を見ると良いと思います。」
※無料のゴルフスコア管理アプリ「GOLF NETWORK PLUS」
また、そのミスがなぜ起きてしまったのかを振り返るのも大切です。左ラフに行った方が良い場合もあるので、狙って左にいったのか、それても逆玉が出たのか。常に自分がこういうボールを打ちたい、こう攻めたいということを考えて、それに対する結果を分析することが重要です。ほとんどのアマチュアゴルファーの方がティーショットを何となく打ってることが多いと思います。」
(岡田さん)「考えることが大切なんですね・・・いつもどのホールでも真ん中にいって欲しい!と思って打ってますが、ダメな方に行ってしまうことが多いです。」
(内藤さん)「スコアメイクにはマネジメントが重要です。最悪をさけるために狙う意識を持つことです。最高のショットだけを狙っていると最悪の結果が出ることもあります。なので、絶対にいってはいけないところを避けて狙っていきます。左右のミスをデータでチェックしたり、自分のミスの傾向や球筋を客観的に把握することでスコアアップに繋がると思います。」
高校時代を思い出してストイックに
Q:ずばり岡田さんの目標は?
(岡田さん)「最近はエンジョイゴルフで気持ちよくラウンドするぞ!という感じでした。今回は半年間、内藤さんにレッスンしてもらうので、久しぶりに高校時代を思い出して真剣にスコアアップを目指したいと思います。目標は・・・ん???、80台を出す!」
「あすゴル!」新シーズンは4/5(日)スタート!
ツアープロコーチの内藤雄士氏が明日のゴルフに即役立つレッスンを分かりやすく紹介していく15分のレッスン番組。毎週日曜の夜はこれを見て上達間違いなし!今月から新たに女優の岡田理江さんを迎えてお届けする。ぜひお楽しみに
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