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海外女子

藍、今季初勝利! ツアー初優勝の地で逃げ切りV

2011年7月25日(月)午前6:43

 宮里藍が、元世界No.1の実力を見せつけて待望の今季初勝利を飾った。

 欧米両女子ツアー共催のエビアン・マスターズ(仏、エビアン・マスターズGC)は現地時間24日、最終ラウンドの競技を終了。単独トップからスタートした藍を脅かす存在は現れず、4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回った藍が通算15アンダーまでスコアを伸ばし、2位ステイシー・ルイス(米)に2打差をつけて優勝。2009年にこの地でツアー初勝利を挙げて以来、2年ぶり2度目の大会チャンピオンに輝いた。

 まるで横綱相撲だった。一時、後続に4打差をつけ独走態勢に入ったかに思われた藍は、後半アンラッキーもあって2つのボギーを叩き、クラフト・ナビスコ選手権チャンピオンのルイスに1打差に詰め寄られる場面もあった。しかしルイスが勝負どころの16番で痛恨のボギー叩き、上がり4ホールを無難にパーでまとめた藍が昨季のセーフウェイ・クラシック以来、およそ11か月ぶりとなる米ツアー通算7勝目をゲット。優勝賞金48万7,500ドル(約3,820万円)を獲得し、一躍賞金女王候補に名乗りを挙げた。

 一方、藍とともに優勝争いに絡みたかった佐伯三貴は終盤追い上げたものの時すでに遅し。4バーディ、3ボギーの1アンダー71で通算12アンダー3位タイと健闘したが、夢の海外初優勝はお預けとなった。また宮里美香もショートパットに苦しみながら4バーディ、3ボギーの1アンダー71にまとめ、通算10アンダー9位タイの好成績で大会を終えている。

 その他の日本勢では、上原彩子が通算7アンダー17位タイに入り、不動裕理は通算6アンダー21位タイ。森田理香子は通算4アンダー29位タイ、服部真夕と飯島茜は通算2アンダー36位タイで並んだ。また、初日4位タイの好発進を切りながら2日目、3日目に『77』を叩いて最下位に低迷していた笠りつ子は、最終日にノーボギーの3アンダー69をマークし、通算3オーバーで大山志保と同じ62位タイで4日間の競技を終了。18歳の野村敏京は8オーバー80の大叩きを演じ、通算10オーバー単独70位に終わった。

 尚、金田久美子、茂木宏美、馬場ゆかり、北田瑠衣、上田桃子、福嶋晃子の各選手は決勝ラウンド進出を逃している。
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