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海外女子

L.オチョア時代はいつまで続くのか?

2007年12月29日(土)午後0:35

 00年以降、米女子ツアーを席巻したアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が、女王の座をロレーナ・オチョア(メキシコ)に譲ったのが06年。そして今年、同ツアーはオチョア一色の1年となった。

 オチョアの年間優勝回数は『8』で男子のタイガー・ウッズ(米)の『7』を上回った。これだけ有望な若手が増え、年々レベルアップする中での8勝は、タイガーと並び称されて決しておかしくはない。何しろこれまで女子で年間獲得賞金300万ドル(約3億4000万円)を超えた選手はひとりもいなかったのだが、オチョアは300万ドルを飛び越し、一気に400万ドル(4億5,000万円)の大台を超えたのだから桁違い。メキシコ国内はもとより、世界の通信社やアメリカの雑誌王手が選ぶ女子No.1アスリートに選ばれ、今やメキシコだけでなくグローバルな意味でゴルフ界全体のヒロインになりつつある。

 オチョアが頭角を表し始めたのは古く、10代前半にさかのぼる。当時から日本で行われていた世界ジュニアの常連で、宮里藍は「私がようやくパープレーで回れるようになった頃、オチョアは同じコースで5アンダー、6アンダーのスコアで回っていた」と振り返る。

 アニカと同窓のアリゾナ大学時代もオールアメリカンに選ばれたのはもちろん、数々の大学記録を塗り替え、2年間で「すべてをやり尽くした」と中退してプロ転向。すぐにフューチャーズツアー(下部組織)の賞金女王に輝き、翌年、プロテストの実技は免除でLPGAツアーへの昇格を果たしている。

 しかし当初はいつもいいところまで行きながら、土壇場の詰めが弱く2位に甘んじるケースが多かった。プレーオフの戦績も昨年までは3戦3敗と、勝負強さに欠けるとまで言われたもの。ところが今季は逆転される試合がほとんどなく、メジャーの全英リコー女子オープンでは第1ラウンドから首位を走り完全優勝するなど、安定感が日に日に増してきた。

 最年少メジャーチャンピオンのモーガン・プレセル(米)や、人気と実力を併せ持つポーラ・クリーマー(米)、ナタリー・ガルビス(米)の他、金美賢、リー・スンワら韓国勢を含め、実力者は何人もいるが、残念ながら今すぐオチョアに対抗できるような絶対的な存在はない。来季も賞金女王争いは、間違いなくオチョア中心に回ることになるだろう。
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