L.ドナルド単独首位、4打差独走! 石川は19位タイ浮上
2012年11月16日(金)午後4:39
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国内最高峰の賞金総額を誇る国内男子ツアー、ダンロップフェニックストーナメントは16日、宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日首位タイでスタートした世界ランキング3位のルーク・ドナルド(英)がノーボギーの7アンダー64をマークして通算13アンダーとし、後続に4打差をつけて単独トップに躍り出た。また、初日出遅れた石川遼は4つスコアを伸ばして通算2アンダー19位タイに浮上した。
昨季、史上初となる欧米両ツアー同時賞金王に輝いた元世界ランクNo.1のドナルドが、会心のゴルフで独走態勢に入った。序盤の2番、4番でバーディを奪い幸先の良いスタート切ると、9番から3連続バーディを奪取する。ここで後続との差を引き離すと、さらに13番、15番でバーディを重ねて36ホールの大会最少ストロークを2打更新する7アンダー64でホールアウト。通算13アンダーまでスコアを伸ばし、後続と4ストロークの大差で決勝ラウンドを迎えることになった。
48位タイ発進からの巻き返しを期した石川は、3番でボギーを先行させ不安な立ち上がり。ところが、7番、8番の連続バーディで立て直すと、1アンダーで折り返した後半も11番でバーディを奪っていい流れを保つ。その後はしばらくパープレーが続いたが、上がり3ホールで2つのバーディを奪取して4アンダー67。ニコラス・コルサールツ(ベルギー)、高山忠洋らと並ぶ通算2アンダー19位タイまで順位を上げた。
その他の上位陣は、首位と4打差の単独2位に5アンダー66をマークした薗田峻輔、さらに2打差の単独3位に同じくこの日5つスコアを伸ばした賞金ランク首位の藤田寛之がつけた。通算6アンダー単独4位に河野晃一郎、通算5アンダー5位タイに4アンダー67で回ったアマチュアの松山英樹ら4人が続いている。賞金ランク2位で藤田を追走する谷口徹は、1アンダー70のラウンドで通算1アンダー25位タイで予選を突破している。
一方で、丸山茂樹がカットラインに1打及ばず通算5オーバー63位タイで予選落ち。さらに2009年大会チャンピオンのエドアルド・モリナリ(伊)も、通算7オーバー74位タイで決勝ラウンド進出を逃している。