世界ランク3位L.ドナルドが首位タイ発進! 石川は48位タイ出遅れ
2012年11月15日(木)午後4:44
- この記事のキーワード
国内最高峰の賞金総額を誇る国内男子ツアー、ダンロップフェニックストーナメントが15日、宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に開幕。現在世界ランク3位のルーク・ドナルド(英)が6アンダー65をマークして谷原秀人、ブレンダン・ジョーンズ(豪)と共に首位タイ発進を切った。前週2年ぶりの復活優勝を飾った石川遼は2オーバー73を叩いて48位タイと出遅れている。
過去にはタイガー・ウッズ(米)が連覇を飾るなど例年海外のトッププレーヤーも参戦する同大会。今年は元世界ランクNo.1のドナルドや2009年大会チャンピオンのエドアルド・モリナリ(伊)、ニコラス・コルサールツ(ベルギー)など欧州勢を中心にした実力者たちがフィールドに名を連ねた。
注目のドナルドはインスタートのこの日、11番、14番とバーディを重ねると、16番から3連続バーディを奪う。ノーボギーの5アンダーで折り返した後半は、ペースを落としたものの3バーディ、2ボギーで回り6アンダー65でフィニッシュ。昨季、史上初となる欧米両ツアー同時賞金王を達成した実力をいかんなく発揮しリーダーボードの最上段を射止めた。
その他上位陣は、首位に2打差の4位タイに薗田峻輔、河野晃一郎の2人。さらに1打差の6位タイに小泉洋人、S・K・ホ(韓)がつけ、通算2アンダー8位タイに現在賞金ランク首位の藤田寛之、コルサールツ、片山晋呉らが続いている。アマチュアの松山英樹は1アンダー70で回ってディフェンディング・チャンピオンの武藤俊憲らと共に16位タイ、賞金ランク2位の谷口徹はイーブンパー71のラウンドでルーキーの藤本佳則らと並び28位タイ発進となっている。
一方、2週連続Vを目論む石川は苦しい初日となった。インからスタートし出だしでいきなりボギーを叩いてつまずく。その後11番と13番でバーディを奪って持ち直したかに見えたが、15番、16番の連続ボギーで失速。1オーバーで迎えた後半も2ボギー(1バーディ)を叩いて2オーバー73でホールアウトした。前週2年ぶりに勝利の美酒を味わったとはいえ、完全復活となるには今季中にもう1勝は挙げたいところ。首位とは8打差とまだまだ逆転可能な位置ではあるだけに2日目以降の巻き返しに期待したい。
尚、2010大会王者の池田勇太は大会前に発熱のため欠場を表明している。