初Vへ上平が単独トップ浮上! 藤田は一歩後退、石川24位タイ
2012年9月22日(土)午後4:42
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国内男子ツアーのアジアパシフィック パナソニックオープンは22日、兵庫県の東広野ゴルフ倶楽部を舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日単独首位に浮上したベテランの藤田寛之は、スコアを1つ伸ばすにとどまり6位タイに後退。一方、ツアー未勝利の上平栄道が通算14アンダーで藤田に代わり単独トップに躍り出た。
2週連続優勝を狙う賞金ランキングトップの藤田は、ムービングデーとなったこの日3番、4番で連続バーディを奪ったものの、5番、9番でボギーを叩きイーブンパーでハーフターン。後半にチャージをかけたいところだったが、バックナインでもスコアカード通りのプレーが続き最終18番でようやくバーディを奪取。結局1アンダー70でホールアウトし、通算11アンダーで宮里優作と並ぶ6位タイに順位を下げた。
この日5位タイからスタートした上平は、5番から3連続バーディを奪い3アンダーで折り返すと、後半にも上がり2ホール連続を含む4バーディ(1ボギー)を奪取。6アンダー65の好スコアを叩き出し、通算14アンダーとして悲願のツアー初優勝へ向けて単独首位から最終日を迎えることとなった。
上平から1打差の単独2位に、この日7つのバーディを奪うなど4つスコアを伸ばしたジュビック・パグンサン(フィリピン)、通算12アンダー3位タイに近藤共弘、小田孔明、ルーキーの川村昌弘の3人が続いている。
また、前日に12位タイまで浮上した石川遼はこの日、4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで、通算6アンダーと変わらず24位タイに後退。25位タイから決勝ラウンドでの巻き返しを図った池田勇太も、2つのダブルボギーを叩くなど悪い流れを断ち切れず、通算2アンダー42位タイに低迷している。