石川、2週連続出遅れ… ベテラン宮本が単独首位スタート
2012年8月30日(木)午後6:49
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国内男子ツアー、フジサンケイクラシックが30日、山梨県の富士桜カントリー倶楽部を舞台に開幕。前週予選落ちからの巻き返しを図りたい石川遼だったが2オーバー73を叩き、池田勇太、藤本佳則らと並び63位タイと今週も出遅れた。そんな中、ツアー通算8勝の宮本勝昌が1イーグル、6バーディ、1ダブルボギーの6アンダー65で回り単独トップ発進。2打差の単独2位に山下和宏、3打差の3位タイに薗田峻輔、岩田寛ら7人がつける混戦模様となっている。
前週のVanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントで初日の出遅れが響き予選落ちに終わった石川。2009年、2010年と連覇を果たしている相性のいい大会で復活の兆しをつかみたいところだったが、今週の苦しい滑り出しとなった。
インからスタートした石川は13番でボギーを先行させるも、17番でバーディを奪い返しイーブンパーでハーフターン。後半は出だし1番でバーディを奪い、そこから勢いに乗りたいところだったが、5番で痛恨のダブルボギーを叩くと7番でもスコアを落とす。結局そのままのスコアを伸ばせず2オーバー73でホールアウトし、2日目は63位タイから上位進出を目指すことになった。
同じ63位タイには実力者や注目のルーキーが並ぶ。池田は3バーディを奪うも8番でトリプルボギーを叩くなどスタートダッシュ失敗。ルーキーの藤本も2バーディ、4ボギーでラウンドし2オーバー73のラウンド、さらに前週単独2位の貞方章男、武藤俊憲、伊澤利光、ルーキーの浅地洋佑、川村昌弘らがこのポジションから巻き返しを狙う。
その一方で、ベテランの宮本がバーディを量産した。出だしの10番でバーディ発進を切ると、14番でもバーディ。続く15番ではイーグルを奪って一気にスコアを伸ばすと17番もバーディとして5アンダーで折り返す。後半は5番でダブルボギーを叩いたものの、3バーディを奪って6アンダー65でフィニッシュし、リーダーボードの最上段を射止めた。
その他上位陣は、現在賞金ランク2位の藤田寛之が2アンダー69で回り10位タイ。平塚哲二、小田孔明、片山晋呉、金庚泰(韓)ら実力者が1アンダー70のラウンドで15位タイにつけ、前週優勝の金亨成(韓)、谷口徹らがイーブンパー71でプレーして27位タイとなっている。