初日はサスペンデッド ルーキー藤本が暫定首位、石川は出遅れ
2012年8月23日(木)午後7:10
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国内男子ツアー、VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントは23日、福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を行ったが、雷雲接近のため一時中断し、そのまま再開することなくサスペンデッドが決まった。そんな中、ルーキーの藤本佳則がノーボギーの9アンダー63をマークして暫定ながら単独首位に立った。米男子ツアー5連戦を終え国内ツアーに久々に出場した石川遼は、2オーバー74と崩れ暫定122位タイと大きく出遅れている。
今季2勝目を目指す藤本はインスタートのこの日、出だし10番で幸先良くバーディを奪うと、14番、18番でバーディを重ね3アンダーでハーフターン。後半に入るとさらにギアが上がり、1番、2番で連続バーディを奪うと、5番から圧巻の3連続バーディを奪取する。さらに最終9番をバーディで締めて9アンダー63でホールアウト。暫定ながら後続に2打差をつけ、トーナメントをリードしている。
一方で、米ツアー帰りの石川は苦しい初日となった。インからのスタートで、出だしこそバーディを奪うも続く11番、12番で連続ボギー。さらに16番から3連続ボギーを叩くなど3オーバーで折り返す。後半は2番をボギーとするも上がり2ホールで連続バーディを奪ってなんとか2オーバー74にスコアを戻した。トップの藤本ととは11打差の暫定122位タイ、予選通過すら危ぶまれる滑り出しとなったが、米ツアーで磨いた技を武器に明日以降巻き返しを図りたい。
前週、優勝争いに絡み復活の兆しを見せた2009年大会覇者の池田勇太はこの日、前半(インスタート)に11番でボギーを先行させると、後半の2番でボギーを重ねる。それでも6番、7番で連続バーディを奪い返してイーブンパー72でフィニッシュ。高山忠洋(17ホール終了時点)、谷原秀人(18ホール終了)らと並び暫定85位タイと出遅れている。
その他上位陣は、首位に2打差の暫定2位タイに塚田陽亮(18ホール終了)、白潟英純(18ホール終了)、野仲茂(15ホール終了時点)の3人。3打差の暫定5位タイに河井博大(18ホール終了)、貞方章男(18ホール終了)の2人が続き、前週優勝の武藤俊憲は16番でイーグルを奪うなど4アンダー68でホールアウトし、谷口徹(18ホール終了)らと並び暫定13位タイにつけている。
また、今大会に21年ぶりに出場した青木功(18ホール終了)は4オーバー76でラウンドし暫定138位タイ。尾崎将司(18ホール終了)は3オーバー75でプレーして暫定131位タイとなっている。
尚、第1ラウンドの競技の続きは翌24日の午前6時30分から再開される予定。