ルーキー李京勲が同郷対決制し初V! 石川は追い上げ見せるも3位タイ
2012年7月8日(日)午後6:05
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国内男子ツアーの長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントは8日、北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日からトーナメントをリードした20歳のルーキー李京勲(韓)が7アンダー65で回り、通算19アンダーでツアー初優勝を飾った。最終ホールまで優勝争いを繰り広げた金亨成(韓)が2打差の単独2位、2シーズンぶりの勝利を狙った石川遼は6アンダー66をマークするも届かず、通算15アンダーで宮本勝昌、手嶋多一、ドンファン(韓)と並ぶ3位タイに終わった。
共に首位タイでスタートした李と金の韓国勢2人が、最後までし烈なツアー初V争いを披露した最終日。李は前半3バーディ、1ボギーの2アンダーで折り返すと、後半も14番までに3つのバーディを奪って通算17アンダーとする。金も14番までに5つスコアを伸ばして同じく通算17アンダーとし首位タイで終盤を迎える。共に15番、16番はパーとしたが、17番でパープレーにとどまった金に対し、李がバーディ奪取に成功。そして1打差で迎えた最終18番、共にバーディチャンスをつかむと、金は決めれば追いつきプレッシャーをかけることが出来たが、このバーディパットが届かず万事休す。李がきっちりとウイニングパット(バーディ)を決めて、嬉しい初優勝を手にした。
また、2日目から連日チャージを見せこの日10位タイからスタートした石川は前半、2番、3番で連続バーディを奪うと7番からも連続でバーディを奪取して4アンダーで折り返す。さらに追い上げを見せたい石川だったが、11番でボギーを叩き一歩後退。それでも上がり2ホールを連続バーディで締めるなど、終盤に3つスコアを伸ばして6アンダー66でホールアウトした。通算15アンダーで今季初優勝には4ストローク及ばなかったものの、全英オープン(現地時間19?22日/英国、ロイヤルリザム&セントアンズGC)からの海外5連戦に弾みをつけるゴルフを見せた。
その他上位陣は、通算13アンダー7位タイに今野康晴、チョ・ミンギュ(韓)、呉阿順(中)の3人が入り、通算12アンダー10位タイに鈴木亨、プラヤド・マークセン(タイ)ら3人。谷口徹は通算11アンダーで小田孔明らと並び13位タイ、ルーキーの藤本佳則は通算9アンダー18位タイ。前日62位タイの池田勇太は3アンダー69で回り、通算2アンダー48位タイで4日間の競技を終えている。