谷口が単独首位堅守! 石川は今季初の予選落ち
2012年5月11日(金)午後7:19
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国内男子ツアー今季最初の公式戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(栃木県、烏山城カントリークラブ)」は11日、初日に日没サスペンデットとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技が行われ、暫定単独首位からスタートした谷口徹が2アンダー70をマークして通算9アンダーで単独首位の座を堅守した。
2010年のチャンピオンである谷口は、第2ラウンドを終え後続に3打差をつけて首位の座を守ったが、ラウンド後は「いっぱいバーディ取ってるのに、つまらないミスをしてボギーにしてたら意味がない」と反省しきり。出だしの1番から2連続バーディを奪う最高のスタートを切って合計6バーディを奪ったが、「思ってるように打ててない」と振り返ったショットが不安定でボギーも4つ。明日は、昨季大会で首位と2打差で出ながら腰痛のため棄権し、連覇の夢がついえた悪夢の3日目が待っている。不安の残る状態で、大会2勝目に向け鬼門に挑む。
今大会を「ホストプロとして、勝ちたい気持ちは誰よりも強い」と、強い気持ちで臨んだ池田勇太は、初日に4オーバーの暫定118位タイと大きく崩れたが、アウトからスタートしたこの日は前半こそパープレーだったが、後半で13番、14番の連続バーディを含む3バーディ(ノーボギー)を奪取。3アンダー69で回り、通算1オーバーの50位タイまで順位を上げて意地の予選突破を決めた。優勝争いは絶望的だが、昨年1勝で「経験したこともないスランプだった」と語る不振からの脱出の為にも、決勝ラウンドでの戦いが重要となりそうだ。
一方、初日を2オーバー暫定88位タイ(17ホール終了)で終え、第1ラウンドの残り1ホールと第2ラウンドで上位進出を狙った石川遼だったが、通算3オーバーにスコアを落として72位タイで国内ツアー今季初の予選落ちとなった。最新の世界ランキングで57位の石川は、全米オープン(現地時間6月14?17日/カリフォルニア、オリンピックC)の予選会には参加しない。同ランキング60位以内に与えられる資格での出場を狙っているが、厳しい状況が続く。
その他では、この日のベストスコア、6アンダー66で回った深堀圭一郎が通算6アンダーで単独2位、谷昭範、平本穏、白佳和が1打差の3位タイに続いている。また、2アンダーの暫定12位タイからスタートした藤田寛之は通算1アンダー26位タイに順位を落としたが、ディフェンディング・チャンピオンの河井博大は前日の1オーバー暫定65位タイから通算イーブンパーの40位タイまで順位を上げた。