開幕戦の雪辱期す片山が首位独走! 石川は81位タイ出遅れ
2012年4月19日(木)午後6:45
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国内男子ツアー今季第2戦、つるやオープンゴルフトーナメントが19日、兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースを舞台に開幕。前戦最終日を単独トップで迎えながら4年ぶりの優勝を逃した片山晋呉が、鬱憤を晴らさんとばかりに10バーディ(1ボギー)を量産し、9アンダー62をマークして単独首位に立った。4打差の単独2位に小田龍一、5打差の3位タイにルーキーの18歳川村昌弘らがつけた。池田勇太はイーブンパー71で44位タイ、石川遼は2オーバー73で81位タイと出遅れている。
先週のシーズン開幕戦、東建ホームメイトカップの最終日、単独首位で迎えながらスコアを伸ばしきれず4位タイに終わった片山だが、今度こそ2008年以来の優勝を奪いにスタートダッシュを披露した。出だしからいきなり3連続バーディを奪うと4番こそボギーとしたが、さらに2つスコアを伸ばして4アンダーでハーフターン。後半も12番、13番の連続バーディで勢いに乗ると、上がり4ホールで3つバーディを奪取して9アンダー62でホールアウトした。後続に4打差をつけ、絶好のポジションから久々の勝利を狙いにいく。
前週10位タイに甘んじた石川遼はこの日、スコアメイクに苦しんだ。出だしの10番でボギーを先行させると14番でもボギーを重ねる。その後、15番、18番でバーディを奪い返しイーブンパーで折り返したが、後半も3ボギー(1バーディ)を叩いて2オーバー73。首位の片山から11打差の81位タイと大きく出遅れてしまった。
その石川と一緒に練習ラウンドを回ったルーキーの川村と浅地洋佑が石川を上回るパフォーマンスを見せた。川村は4バーディ、ノーボギーで回り4アンダー67の3位タイ。浅地は4バーディ、2ボギーの2アンダー69でプレーして18位タイと共に好位置につけている。
ツアー通算11勝の藤田寛之は3アンダー68をマークして8位タイ発進。ディフェンディング・チャンピオンの近藤共弘は4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1アンダー70のラウンドで谷口徹、諸藤将次、尾崎直道らと並び27位タイ、不調からの復活を目指す池田は3バーディ、3ボギーのイーブンパー71で回り、小田孔明、矢野東、武藤俊憲ら共に44位タイからのスタートとなっている。