L字パターで優勝狙う石川、連覇目論む近藤らが激突!
2012年4月18日(水)午前10:49
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石川遼が後輩たちとの練習ラウンドでエネルギーを充填。1年5か月ぶりの優勝に向かって突き進む。
国内男子ツアー今季第2戦、つるやオープンゴルフトーナメント(19?22日/兵庫県、山の原ゴルフクラブ 山の原コース)に挑む石川は大会2日前の17日、杉並学院高の後輩である浅地洋佑、ジュニア時代から石川を慕う川村昌弘の18歳ルーキーコンビと共にラウンド。「僕は後輩を見て刺激を受けるタイプ。楽しかった」と笑顔を見せた。
先月の米男子ツアー、プエルトリコ・オープンでは優勝争いの末、単独2位に入ったものの、続くトランジションズ選手権では予選落ち。アーノルド・パーマー招待では予選こそ通ったものの53位タイ。優勝が大目標だった「20歳のマスターズ」でも決勝ラウンド進出を逃して帰国した。
そして、先週の国内ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップでは3位タイで迎えた最終日、優勝争いに加わわる気配を見せながら結局10位タイに終わっており、勝利を渇望する気持ちはピークに達している。
パッティングを模索し続け、先週はT字センターシャフトのパターを使用したが、今週持ち込んだのはL字型。「いいストロークができれば、いい転がりで繊細なタッチも出しやすい」と好感触を得ている。確かにL字パターは決して易しくはないが、タッチの良し悪しがわかりやすい。それだけに思い切ってこれを使うことで展望を開こうとする姿勢は今後につながるはずだ。
また、ディフェンディング・チャンピオンの近藤共弘もオフのトレーニング、米国でのキャンプなどでじっくりとシーズンに備えてきた。「今年は飛躍の年にする。自分に期待しているし、自分を信じて頑張っていく」と意欲を語っており、怖い存在だ。
さらに前週久々の優勝争いで力を見せ、4位タイとなったツアー26勝の片山晋呉も4シーズンぶりの優勝に意欲を燃やしており、浅地らルーキーたちも侮れない。今週も国内ツアーは激戦必至の様相だ。