上田桃子が開幕戦で成し遂げられなかった初優勝に再び挑戦する。

　米女子ツアー今季第2戦、フィールズオープンインハワイは現地時間21日、ハワイ州コオリナGCで幕を開ける。台風の目となるのは、先週のSBSオープン at タートルベイでいきなり最終日、最終組で優勝争いを演じたルーキーの上田だ。

　残念ながら結果は5位タイ。それでも周囲はスーパールーキーとして注目した。さらに今週のスポンサーは日本企業とあって、期待は大きい。また、5位タイ健闘にも悔しさを溢れさせていた貪欲さもある。元々のショットのクォリティに加え、ショートゲームにも自信を深めている上田だけに、今大会での活躍が楽しみだ。

　一方、先週予選落ちの憂き目にあった宮里藍もリベンジに燃えている。予選落ちしたとはいえ、昨年後半から不安を抱えていたドライバーショットが良くなったことで表情は明るい。予選落ちの原因となったパッティングの不調も、現地入りした父・優氏の指導により、好調さを取り戻しており結果につなげたい。

　日本勢は他に7人が参戦。プロ入り後、初めて宮里と一緒に練習ラウンドをこなした横峯さくら、1月のワールドカップ女子ゴルフに諸見里しのぶと共に参戦し、一回り大きくなった佐伯三貴、昨年の国内最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで優勝した古閑美保の実力者3人が将来の米ツアー参戦を見据えてプレー。さらに飯島茜、茂木宏美、アマチュアの森田理香子、金子絢香も参戦する。

　また、前週のSBSで久しぶりの米ツアー優勝を飾り、一気に復活を図るアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）、ロレックスランキング2位のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）、ポーラ・クリーマー（米）も出場。大スランプからの立ち直りにかけるミッシェル・ウィー（米）にも注目だ。