昨季、国内ツアー最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで優勝した古閑美保が好発進を切った。

　米女子ツアー2戦目のフィールズオープンインハワイ（ハワイ州ホノルル、コオリナGC）は現地時間21日、第1ラウンドの競技を終了。5バーディ、1ボギーの4アンダー68でプレーした古閑が、8アンダー64で単独首位に立ったジョン・ジャン（韓）に4打差の5位タイと絶好の位置につけた。

　また開幕戦でいきなり5位タイに入った米ツアールーキーの上田桃子は、イーブンパー72で62位タイと今ひとつだったものの、代わりに他の日本人選手が上位に顔を出した。ワールドカップ参戦で一皮むけた佐伯三貴、茂木宏美が3アンダー69で16位タイ、飯島茜も2アンダー70の31位タイとまずまずの位置。日本女子ゴルフ界の層の厚さを感じさせる展開は、ファンにとっては楽しみな限りだ。

　しかし、先週の開幕戦SBSオープン at タートルベイで予選落ちを喫したツアー3年目の宮里藍は、後半に3ボギーと崩れるなど2オーバー74で98位タイと苦戦。その宮里とプロ入り後、初めて一緒に練習ラウンドをこなした横峯さくらも3オーバー75、113位タイと大きく出遅れている。

　その他の日本勢は、金子絢香がイーブンパー72で上田と同じ62位タイ、森田理香子は4オーバー76で121位タイ。残り2日間、優勝争いを見せてくれるのは誰か？　目が離せない。

　一方、地元期待のミッシェル・ウィー（米）が、3アンダー69の好スコアをマークし、16位タイ。前週で復活Vを飾ったアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）は2アンダー70で回り、ディフェンディング・チャンピオンのステーシー・パラマナス（米）、モーガン・プレセル（米）らと並び31位タイ、世界ランク3位のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）はイーブンパー72で62位タイと出遅れている。