日本人2人の明暗が分かれた。

　米女子ツアーの今季開幕戦、SBSオープン at タートルベイ（ハワイ州オアフ島、タートルベイ・リゾート、パーマーC）は現地時間14日、第1ラウンドの競技を終了。ツアー11年目のケリー・キーニー（米）が5アンダー67で単独首位に立ち、ジャクリーン・ヤング（韓）が1打差で追走。さらにクリスティー・カー（米）、シェリー・スタインハウアー（米）ら7人がトップと2打差につけ、2アンダー70、10位タイにはアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）、ポーラ・クリーマー（米）他が控える混戦模様となっている。

　そんな中、米ツアーメンバーとして初戦を迎えた上田桃子は、4バーディ、3ボギーとまずまずのプレーで1アンダー71の23位タイ発進。「毎試合、優勝を狙います」と強気のコメントで挑んだ開幕戦だけに、第2ラウンド以降のチャージに期待できそうだ。

　対照的にツアー3年目となる宮里藍は、1バーディ、5ボギーで4オーバー76の103位タイ。18ホールで33パットとグリーン上で苦しみ、大きく出遅れてしまった。

　一方、単独トップのキーニーは、かつて全米女子アマで連覇（95、96年）を果たし、鳴り物入りでプロに転向した選手。スーパースター候補生だったが、未だに99年の1勝のみと低迷が続いる。それだけに復活のチャンスを必死でつかもうとしている。

　その他、史上最年少メジャータイトル保持者のモーガン・プレセル（米）が1オーバー73で44位タイ、ロレーナ・オチョア（メキシコ）に次ぐ、世界ランク2位のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）は、2オーバー74と崩れ、65位タイ。