ミッシェル・ウィー（米）がついにLPGAクオリファイング・スクール（プロ予選会）受験を決意した。

　05年のプロ転向以来、米女子ツアーと米男子ツアーの大会を両天秤にかけ、スポンサー招待などで試合への出場を続けてきたウィー。だが、昨季大スランプに陥ったことから、メジャーを含めて出場できる試合が少なくなった。

　復活の気配が漂い始めた今季は、数少ない試合の中で優勝するか、十分な賞金を稼いでツアーカード獲得を目指していたが、目的はかなわなかった。その去就に注目が集まっている中、次週にセクショナル・クオリファイング（1次予選）を控えた今になり、父のB.J.ウィー氏が「娘はQスクールに行く」と口にした。

　舞台となるのはクラフト・ナビスコ選手権開催コースのミッション・ヒルズCC（カリフォルニア州ランチョ・ミラージュ）で、ウィーにとっては最終日最終組でプレーした思い出の地。スタンフォード大入学に伴い、ハワイから引っ越した家も近くにあり、練習も思う存分できる。大きなアドバンテージを持って本番に挑む。

　ウィーの来季を左右するセクショナル・クォリファイングは現地時間16日から4日間72ホールで行われ、上位30位タイまでの選手が12月のファイナル・クォリファイング（フロリダ州デイトナビーチ、LPGAインターナショナルG＆CC）に進出。ここで20位以内に入れば、ツアーカードを獲得することができる。