スウェーデンのベテラン勢が1位と2位を独占した。

　米女子ツアーのセーフウェイ・クラシック（オレゴン州ポートランド、コロンビア・エッジウォーターCC）は現地時間の23日、第2ラウンドの競技を終了。初日2位タイにつけたヘレン・アルフレッドソン（スウェーデン）が6バーディ、1ボギーの5アンダー67で回り、通算10アンダーで単独トップに躍り出た。

　1打差の単独2位に同郷のソフィ・グスタフソンが続き、この日4つスコアを伸ばしたポーラ・クリーマー（米）が通算7アンダーでケリー・キーニー（米）と並び3位タイの好位置を確保。

　通算6アンダー5位タイに、全米女子オープンチャンピオンのインビー・パーク（韓）の他、クリスティー・カー（米）、リー・ジヨン（韓）らがつけている。だが、第1ラウンドトップのアンジェラ・パーク（ブラジル）はスコアを落とし、通算5アンダー12位タイに後退した。同じ12位タイにディフェンディング・チャンピオンのロレーナ・オチョア（メキシコ）、カリー・ウェブ（豪）ら。

　単独トップに立ったアルフレッドソンは、今季エビアン・マスターズで優勝を飾り、一時のスランプからの脱出を強烈にアピールしたばかり。持病の椎間板ヘルニアの痛みから解放されたことが復活の要因だが、今はただ苦しい時期を乗り越え、再びゴルフが出来る喜びを満喫しているのだとか。

「若い選手と一緒にプレーするのはとても楽しい。明日はグスタフソンと一緒の組だけれど、飛ばし屋だし、実力があるので、どんな展開になるか楽しみ」と、43歳のベテランは今季2勝目に向けてエンジン全開だ。

　一方、前週の予選落ちから巻き返しを狙った宮里藍は初日56位タイと出遅れ、第2ラウンドは前半からボギーがかさんだ。一時カットラインまであと2打に迫ったものの、終盤の7番パー5で痛恨のダブルボギー『7』を叩き万事休す。フェアウェイキープ率は高く、ティーショットが好調なだけに残念な結果だが、通算4オーバー105位タイで2週連続の予選落ちが決まった。