ステイシー・ルイス（米）が今大会に二重の悔しさをぶつける。

　前週の全米女子オープン直前にプロ転向を宣言し、デビュー戦となったメジャー最終ラウンドを首位で迎えたルイスだが、結果は敗戦。3位タイという数字だけ見れば立派だが、最終日に思うようなゴルフができず、5オーバー78を叩いて、インビー・パーク（韓）に勝利をさらわれた。

　その記憶もさめやらぬ現地時間4日開幕の米女子ツアー、P＆G ビューティー・NWアーカンソー選手権（アーカンソー州ロジャーズ、ピナクルCC）も、ルイスにとっては忘れられない大会だ。07年の第1回大会に地元アーカンソー大に通うアマチュアとして出場し、第1ラウンド終了時で首位。優勝に向けて気分が乗ってきたところで、悪天候に水をさされた。3日間大会の第2ラウンドが中止となり、最終ラウンドの予報も悪かったことから、大会は18ホールに短縮。規定により競技としては不成立となった。

　もちろん、第1回大会優勝者としてルイスはトロフィーを持ち帰ったのだが、不満は残っている。メジャーの舞台で自信をつけて、さらにプロとしての今後を占う意味でも今週どうしても勝とうと意気込んでいる。

　また、全米女子オープンで大会最年少優勝を飾った時の人、パークも参戦。最終組でルイスと共にプレーして、やはり敗戦のショックを味わったポーラ・クリーマー(米）も雪辱に燃えている。

　一方、日本勢は全米女子オープンで13位タイの上田桃子、好調が続く宮里藍が揃って出場する。