ロレーナ・オチョア（メキシコ）がメジャーを前にエンジンの回転数を上げている。

　次週開催の全米女子オープン（現地時間26日開幕、インターラチェンCC）の前哨戦、米女子ツアー、ウェグマンズLPGA（ニューヨーク州ピッツフォード、ロカストヒルCC）は19日に開幕する。ディフェンディング・チャンピオンとして臨むオチョアは、ポーラ・クリーマー（米）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）といういずれも攻撃的なゴルフを見せるプレーヤーと第1ラウンドから激突。勝ってメジャー今季3戦目を迎えようと目論んでいる。

　一方、メジャー第2戦のマクドナルドLPGA選手権でツアー初勝利を飾ったルーキーのヤニ・ツェン（台）は、スター選手の証としてアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）、ジョン・ジャン（韓）のメジャー優勝者と同じ組でラウンド。メジャータイトルの価値をじっくりと味わうことになる。

　特に今季限りで引退する殿堂入り選手のアニカと回り、プレーを目に焼き付けておくことは大きな財産だ。アニカから多くのことを吸収できれば、この先もビッグタイトルを手にするチャンスは多いだろう。

　また、日本勢は国内ツアーのサントリーレディスオープンで優勝した上田桃子は欠場するが、ツアー3年目の宮里藍は参戦。マクドナルドLPGA選手権は予選落ちに終わっただけに、今大会では結果を出したいところだ。