カリー・ウェブ（豪）が首位（タイ）を守り、初日出遅れた上田桃子はごぼう抜きを演じた。

　今季限りで現役引退を表明しているアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）がホストを務める米女子ツアーのギン・トリビュート・ホステッド・バイ・アニカ（サウスカロライナ州チャールストン、リバータウンCC）は現地時間の30日、第2ラウンドを行った。第1ラウンドのトーナメントリーダー、ウェブが6アンダー66をマーク。通算13アンダーとして、前日単独3位のソフィ・グスタフソン（スウェーデン）とともに首位を分け合った。

　4打差の3位タイにテレサ・ルー（台）とインビー・パーク（韓）が続き、この日7アンダー65の好スコアをマークしたスーザン・ピーターセン（ノルウェー）が通算8アンダー5位タイに浮上。初日60位タイと出遅れ「明日はスコアを伸ばさなければ」と語っていたアニカが、ノーボギーの66で回り通算6アンダー8位タイへジャンプアップしている。

「このコースは私に合っている」とツアー屈指のショットメーカーとして知られているウェブ。距離と正確性、両方を併せ持つ元賞金女王は久々のチャンスに「週末も切れの良いショットで（優勝を）狙いたい」と同ツアー約2年ぶりの勝利を目指す。

　一方、日本勢は第1ラウンド「ショットが良いのにイージーなホールでスコアを落としてしまった」と悔しがった上田が、バーディラッシュを演じた。3番から3連続を含む6つのバーディを奪い（2ボギー）4アンダー68の好スコアでホールアウト。首位の2人とは9打差あるが、スコアを通算4アンダーまで伸ばし、前日の60位タイから25位タイに大きく順位を上げて決勝ラウンド進出を決めた。残り2日、好調なショットにパットが噛み合えば上位進出が期待できそうだ。

　また宮里藍は3バーディ、2ボギーの1アンダー71で回り、通算3アンダーで前日の30位タイから34位タイへわずかに順位を落としている。出だし直後の2番、3番で連続バーディを奪い滑り出しは好調だったが、後が続かなかった。