3連続バーディが、女王ロレーナ・オチョア（メキシコ）の圧勝劇のクライマックスだった。

　メジャー初戦、クラフト・ナビスコ選手権直前の米女子ツアー、セーフウェイ・インターナショナル（アリゾナ州スーパースティション・マウンテンG＆CC）は現地時間30日に最終ラウンドを行った。ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだオチョアは、2位タイに1打差の通算16アンダー単独首位でこの日を迎えた。

　フロントナインを4バーディ、2ボギーでプレーした後、オチョアは13番から鮮やかな3連続バーディを奪取した。通算21アンダーまでスコアを伸ばして後続を突き放すと、最終18番でダメ押しのバーディ。最終日は6アンダー66で回り、通算22アンダーで2位のリー・ジヨン（韓）に7打の大差をつけて今季2勝目を挙げた。

　今季は出場3試合で2勝し、どちらも圧勝。ロレックスランク（女子世界ランク）No.1の貫禄を見せているオチョア。次週は2年続けてチャンスがありながら勝利を逃し、悔しい思いを味わったクラフト・ナビスコ選手権とあって、再び気を引き締めて勝ちに行く。

　一方、久々の予選通過だった宮里藍は3バーディ、1ボギーとスコアを伸ばしきれず、2アンダー70でホールアウト。第3ラウンドの74が響いて通算1アンダー55位タイで大会を終えている。

　尚、通算14アンダー3位にミネア・ブロムクヴィスト（フィンランド）、通算11アンダー9位タイにアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）、ローラ・デービーズ（英）らが入った。