海外男子
A.カブレラが史上2人目のアルゼンチン人メジャー王者に/全米オープン
2007年12月24日(月)午後0:35
史上最難といわれたペンシルベニア州オークモントCCで行われた今年の全米オープン。難コースにさらに施されたタフなセッティングが世界の名手たちを苦しめた。
第1ラウンドから、アンダーパーは2アンダーのニック・ドハティ(英)と、1アンダーのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)の2人だけ。タイガー・ウッズ(米)、ジム・フューリック(米)、ビジェイ・シン(フィジー)、ジャスティン・ローズ(英)らの実力者は1オーバー71と堪えたが、それでも超難関コースを相手に既にヘトヘトになっていた。
大会に備えた練習ラウンドで、深いラフからのショットに手首を痛めたフィル・ミケルソン(米)、前年の欧州ツアー賞金王、パドレイ・ハリントン(アイルランド)らがまさかの予選落ち。決勝ラウンドに入るとコースはさらに牙を剥く。
最終ラウンド、最初にその餌食となったのは、単独首位でスタートしたメジャー未勝利のアーロン・バデリー(豪)だ。1番でいきなりトリプルボギーを叩いて轟沈。同じ最終組のタイガーにトリプルグランドスラム(メジャー4大会をそれぞれ3度優勝)のチャンスが到来する。ところが、そのタイガーにもオークモントは容赦なく襲いかかる。3番でグリーン奥からダブルボギーを叩き、思うようなプレーができずに苛立ちが募った。
だが、ショットは絶好調。パットが散々だった第3ラウンドとは反対に、絶妙なパッティングを見せたこの日のタイガーはしぶとかった。忍耐強くプレーして、するすると上位に上がってきたカブレラ、さらには中盤に3連続バーディを奪った03年大会覇者、フューリックと3人で優勝争いへと突入していく。
大詰めの16、17番でカブレラが連続ボギーを叩き、通算5オーバー。フューリックが残り2ホールでこれに並んでおり、タイガーが1打差で追う展開。だが、最終ホールを落ち着いてパーで切り抜けたカブレラが先にそのままホールアウトし、フューリックは17番で痛恨のボギー。タイガーの最終18番のバーディパットが外れた瞬間、カブレラが67年、ロベルト・デ・ビセンゾ以来のアルゼンチン人メジャーチャンピオンに輝いた。
第1ラウンドから、アンダーパーは2アンダーのニック・ドハティ(英)と、1アンダーのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)の2人だけ。タイガー・ウッズ(米)、ジム・フューリック(米)、ビジェイ・シン(フィジー)、ジャスティン・ローズ(英)らの実力者は1オーバー71と堪えたが、それでも超難関コースを相手に既にヘトヘトになっていた。
大会に備えた練習ラウンドで、深いラフからのショットに手首を痛めたフィル・ミケルソン(米)、前年の欧州ツアー賞金王、パドレイ・ハリントン(アイルランド)らがまさかの予選落ち。決勝ラウンドに入るとコースはさらに牙を剥く。
最終ラウンド、最初にその餌食となったのは、単独首位でスタートしたメジャー未勝利のアーロン・バデリー(豪)だ。1番でいきなりトリプルボギーを叩いて轟沈。同じ最終組のタイガーにトリプルグランドスラム(メジャー4大会をそれぞれ3度優勝)のチャンスが到来する。ところが、そのタイガーにもオークモントは容赦なく襲いかかる。3番でグリーン奥からダブルボギーを叩き、思うようなプレーができずに苛立ちが募った。
だが、ショットは絶好調。パットが散々だった第3ラウンドとは反対に、絶妙なパッティングを見せたこの日のタイガーはしぶとかった。忍耐強くプレーして、するすると上位に上がってきたカブレラ、さらには中盤に3連続バーディを奪った03年大会覇者、フューリックと3人で優勝争いへと突入していく。
大詰めの16、17番でカブレラが連続ボギーを叩き、通算5オーバー。フューリックが残り2ホールでこれに並んでおり、タイガーが1打差で追う展開。だが、最終ホールを落ち着いてパーで切り抜けたカブレラが先にそのままホールアウトし、フューリックは17番で痛恨のボギー。タイガーの最終18番のバーディパットが外れた瞬間、カブレラが67年、ロベルト・デ・ビセンゾ以来のアルゼンチン人メジャーチャンピオンに輝いた。








