国内女子
09年を振り返る ?横峯さくら、悲願の賞金女王獲得!
2009年12月26日(土)午前10:55
今季の国内女子ツアーは昨年同様、最後にドラマが待っていた。
古閑美保が大逆転賞金女王に輝いた昨年に続き、今年も最終戦に賞金女王争いがもつれ込むエキサイティングな展開。そして最終日、神懸かり的なゴルフで諸見里しのぶを逆転し栄冠に輝いたのは横峯さくらだった。
09年シーズンが開幕したとき、横峯ははっきり目標を「賞金女王」と公言していた。デビュー以来、毎年のように惜しいところまで行きながら逃していたタイトルだけに、今年にかける思いは強く、まるで自分で自分にプレッシャーをかけるかのようにタイトルへの意気込みを口にしていたもの。
ところが夏前に3勝を挙げ、いよいよ夢が現実になり始めた頃、ぱたりと勝星から見離された。代わってツアーの主役に躍り出たのが諸見里。あっという間にメジャーのワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップと日本女子プロゴルフ選手権を含む6勝を挙げた諸見里に、横峯は一時4,000万円以上の差をつけられ絶体絶命のピンチ。万年2位返上は今年もお預けかと思われた。
「賞金女王になりたいと思えば思うほど、空回りしてしまって、もうダメかもと思っていた」と正直に打ち明けたこともある横峯。しかし土壇場の伊藤園レディスで優勝を飾って望みをつなぐと、最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップでは、最終日のバック9でトップの背中をとらえ、激戦を制しての逆転V。昨年の古閑も先にホールアウトし、後続の不動裕理が短いパットを外したことで奇跡的な逆転劇が誕生したが、今年も勝たなければ女王にはなれない状況で横峯が底力を発揮した形だった。
独特のスイングから繰り出すフェードボールは天下一品。海外では「こんなに小柄な選手が、これほど飛ばすのを見たことがない」と驚かれる横峯。天性のゴルフセンスと人一倍の練習量で女子プロゴルフ界の頂点に立った今、来るべき年も主役として光り続けてくれるはず。不動以来の連続賞金女王に期待したい。
古閑美保が大逆転賞金女王に輝いた昨年に続き、今年も最終戦に賞金女王争いがもつれ込むエキサイティングな展開。そして最終日、神懸かり的なゴルフで諸見里しのぶを逆転し栄冠に輝いたのは横峯さくらだった。
09年シーズンが開幕したとき、横峯ははっきり目標を「賞金女王」と公言していた。デビュー以来、毎年のように惜しいところまで行きながら逃していたタイトルだけに、今年にかける思いは強く、まるで自分で自分にプレッシャーをかけるかのようにタイトルへの意気込みを口にしていたもの。
ところが夏前に3勝を挙げ、いよいよ夢が現実になり始めた頃、ぱたりと勝星から見離された。代わってツアーの主役に躍り出たのが諸見里。あっという間にメジャーのワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップと日本女子プロゴルフ選手権を含む6勝を挙げた諸見里に、横峯は一時4,000万円以上の差をつけられ絶体絶命のピンチ。万年2位返上は今年もお預けかと思われた。
「賞金女王になりたいと思えば思うほど、空回りしてしまって、もうダメかもと思っていた」と正直に打ち明けたこともある横峯。しかし土壇場の伊藤園レディスで優勝を飾って望みをつなぐと、最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップでは、最終日のバック9でトップの背中をとらえ、激戦を制しての逆転V。昨年の古閑も先にホールアウトし、後続の不動裕理が短いパットを外したことで奇跡的な逆転劇が誕生したが、今年も勝たなければ女王にはなれない状況で横峯が底力を発揮した形だった。
独特のスイングから繰り出すフェードボールは天下一品。海外では「こんなに小柄な選手が、これほど飛ばすのを見たことがない」と驚かれる横峯。天性のゴルフセンスと人一倍の練習量で女子プロゴルフ界の頂点に立った今、来るべき年も主役として光り続けてくれるはず。不動以来の連続賞金女王に期待したい。