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アイアンでダフリが出るときは“ショルダーパッキング”をチェック

2022年12月14日(水)午後2:21

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 今回は、アイアンがダフリ気味で、タテ距離が合わないという悩みにお答えします。

 スイング自体にそれほど問題がない中・上級者でも、アイアンショットでヘッドがダフリ気味に入ることがよくあります。こういうショットが連続すると、「またダフるかも」という気持ちが強くなり、ボールをつかまえにいって別のミスが出てしまうというケースも少なくありません。

 ダフリが出るのは、ダウンスイングでクラブが寝てしまい、ヘッドが下から入ることによって起こるわけですが、根本的な要因のひとつに、“肩甲骨周りのゆるみ”が挙げられます。

 肩甲骨周りのゆるみとは、わかりやすくいえば右脇が締まっていない状態。肩甲骨が下がって脇が締まっていることを“ショルダーパッキング”といいますが、これができていないと肩の動きが不安定になり、クラブ軌道も乱れやすくなります。

 ショルダーパッキングの状態がイメージしにくい人は、右手を下げてクラブの真ん中あたりを右手1本で持ち、地面と平行になるように横にして、そのクラブを誰かに正面から引っ張ってもらってください。

 引っ張られたときに肩がグラグラするときは、肩甲骨周りがゆるいということ。その場合は、右の背中側を後ろに引っ張る感じで抵抗してグラつかないようにしてください。背中側に力を入れておけば、前から引っ張られても動かないはずです。

 次にこの状態をキープして、右脇を締めたままアドレスを作ります。普通にグリップして前から引っ張ってもらい、右背中側で抵抗する感じ。実際のスイングでは、これぐらい右脇が締まってないといけないのです。

 さらにショルダーパッキングができたら、アゴを引いて、首の付け根を少し起こしましょう。

 また、脇の締まりがインパクトまで緩まないことも大事です。インパクトでは両脇がしまっているのが理想。それを実現するために、アイアンショットではコンパクトなフィニッシュを意識しましょう。

 ドリルとしては、パンチショットでボールを打つ練習がオススメです。

 具体的には、林から低めの球で距離を出していくときのように、腕は振らずに体幹の動きでボールを打つ感じ。フォローで動きを止めるときも、腕で止めるというよりは体幹で止めるという意識が必要です。

 これができればフルショットでもダフることはなくなります。アイアンがダフリ気味の人は、「右ワキを締める」、「アゴを引く」、「体幹で振る」を意識して練習してください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #15」より(放送・見逃し配信中)
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