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ツマ先上がりの左足下がり 上級者も嫌がるライからピンに寄せるには

2022年10月26日(水)午後1:31

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 今回は、ツマ先上がりで左足上がりという、多くのゴルファーが嫌がる複合ライの打ち方についてレッスンしましょう。

 基本的に、ツマ先上がりは左にいきやすく、左足下がりに右にいきやすいもの。アマチュアゴルファーの中には、どちらを優先すればいいのかわからず、最終的には適当に打ってしまってミスをする人も多いのではないでしょうか。

 こういう複雑なライの場合は、あらかじめ決めごとを作っておくことが大事です。

 まず、ボールの位置ですが、左足下がりなので右足寄りに置きます。

 このときに注意したいのは、右重心で構えること。なぜなら、左足下がりで左に重心を置くとインパクトでロフトが立ってしまい、しかも体が突っ込む動きになるので、フェースがターンしやすくなるからです。

 そうなると距離が合いづらくなり、弾道も低くなります。それを嫌がって球を上げにいくとダフリが出やすくなります。

 だから、右足寄りにボールを置いたら右重心で構え、重心移動をせずに右股関節軸で打つぐらいのつもりでスイングしましょう。

 実際にボールを打つときは、ベタ足で、右足体重のまま右股関節の上でターンをするぐらいの感じでクラブを振るといいでしょう。そうすると、手打ちのような感じになると思いますが、その手打ち感覚がとても大事。体重移動をして、捻転を使ってスイングするというのは、こういうライでは厳禁だということを頭に入れておいてください。

 特に体重が軽い人ほど、飛ばしにいくときに体重移動を使うケースが多いので、ライが悪いときでもついつい大きな体重移動をしがちなので注意してください。

 さらに細かいことをいえば、緩やかな傾斜の場合は、腰から上はフラットなライと同じ回転をしたいので、肩のラインは水平に保ち、腰から下は傾斜なりに構えるようにしましょう。

 また、ライが複雑なときは、クラブを短めに持つのは鉄則。その分、飛ばなくなる可能性があるので、そのことを考慮してクラブを選択するといいでしょう。

 なおそれでも引っかけが怖い場合や、絶対に左に打ちたくないときは、右を向いて構えるように。状況によっては、思い切ってワンピン以上、右を向いてもかまいません。

 ナイスショットを打つことも大事ですが、できるだけ大きなミスを避けるということも忘れないようにしてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #8」より(放送・見逃し配信中)
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