昨季全米女子オープン覇者、クリスティー・カー（米）が、スウェーデンのベテラン2人をプレーオフで下した。

　米女子ツアーの老舗トーナメント、セーフウェイ・クラシックは現地時間24日、オレゴン州ポートランドのコロンビア・エッジウォーターCCで最終ラウンドを行った。スタート直後は通算10アンダー首位のへレン・アルフレッドソン、1打差で追うソフィ・グスタフソンらスウェーデン勢2人の優勝争いかと思われたが、ここに割って入ったのがカーだった。

　通算6アンダー5位タイでスタートしたカーは、5番から4連続バーディを奪って通算10アンダー。最終組の2人に強烈なプレッシャーをかける。バックナインに入っても、ボギーは11番だけで、その後4バーディ。先に通算13アンダーでホールアウトしてしまった。

　ベテラン2人も必死で戦う。17番で揃ってボギーを叩き、カーに1打ビハインドとなる大ピンチ。それでも最終18番で、グスタフソンは4.5メートル、アルフレッドソンは1.5メートルを沈めて首位に並び、3人でのプレーオフに突入した。

　だが、プレーオフ1ホール目で、スウェーデン勢2人がバーディパットを外した後、カーが6メートルのバーディパットを沈め、勝負がついた。

　カーは、昨年の全米女子オープン以来のツアー11勝目。前週優勝のキャサリン・ハル（豪）が、通算11アンダー4位。アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）、ロレーナ・オチョア（メキシコ）、ポーラ・クリーマー（米）の実力者3人は、揃って通算7アンダー6位タイに終わった。