43歳のベテラン、ヘレン・アルフレッドソン（スウェーデン）がコースレコードをマークし、優勝戦線に浮上した。

　現地時間25日に行われた欧米両ツアー共催のエビアン・マスターズ（仏、エビアン・マスターズGC）第2ラウンド。この日41位タイからスタートしたアルフレッドソンは、9バーディ、ノーボギーの「63」と爆発。通算9アンダーとし、首位のアンジェラ・パーク（ブラジル）に1打差の単独2位へジャンプアップした。

　先の全米女子オープンでも最後まで優勝争いに加わり、勝ったインビー・パーク（韓）に次ぐ単独2位に食い込んだアルフレッドソン。好調の原因に「体調面の充実」を挙げており、「ヒザや腰の故障にここ10年以上苦しんだが、最近は痛みがほとんどなくなった」と語っている。

　全英オープンでのグレッグ・ノーマン（豪）の活躍に刺激を受けたか？　という質問には「受けたけれど、自分はあと10年第一線で戦えるとは思えない。43歳だし、そろそろ…」と苦笑い。

　今大会には1994年と1998年に優勝を飾っており、コースとの相性も良く、03年以来、約5年ぶりのツアー優勝のチャンス。しかし本人は「今日は今日、明日は明日」と気持ちを切り替えている。