韓国と台湾の対決は、韓国のオー・ジヨンに軍配が上がった。

　米女子ツアー、LPGAステート・ファーム・クラシック（イリノイ州スプリングフィールド、パンサー・クリークCC）は現地時間20日、最終ラウンドの競技を行った。トップと3打差の3位タイで出たオーは3アンダー69で回り、通算18アンダーで先にフィニッシュ。首位でスタートしたマクドナルドLPGA選手権優勝者のヤニ・ツェン（台）が18番でボギーを叩いたため、同じスコアで並びプレーオフに突入した。

　プレーオフ1ホール目は18番パー4。オーはラフからの第3打をピンにピタリと寄せた。タップインしてパー。ツェンがパーセーブできなかったため、ツアー初優勝が決まった。「うれしいです。2年目で勝てるなんて本当に誇りに思います」と胸を張ったオー。またひとり、韓国からヒロインが誕生した。

　その他、プレーオフの2人に1打差の単独3位にナ・エン・チョイ（韓）が入った。通算16アンダー4位タイにステーシー・パラマナス（米）、韓煕円（韓）他。また、第3ラウンド終了時の25位タイから巻き返しを狙った宮里藍は4バーディ、2ボギーでプレーし、2アンダー70。通算11アンダー19位タイとまずまずの成績に終わっている。