朴セリ（韓）が同一大会6勝という新記録に挑む。

　現地時間10日開幕の米女子ツアー、ジェイミー・ファー・オーウェンズ・コーニング・クラシック（オハイオ州シルバニア、ハイランドメドーズGC）のディフェンディング・チャンピオンである朴は、98年を皮切りに99、01、03、07年とこの大会で5勝を挙げている。

　現在のツアー記録では、アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）がミズノクラシック、サムソン・ワールド選手権の2大会で5勝をマーク。他にはミッキー・ライト（米）がシー・アイランド・オープンでやはり5勝している中で、朴は大会6勝目の新記録に挑戦する。今季は今一つパッとしない朴だが、得意大会こそ復調への大きな鍵を握っているだけに、目の色を変えて臨む。

　一方、全米女子オープン直前にプロ宣言し、いきなり、最終ラウンドを首位で迎えて注目されたステイシー・ルイス（米）も参戦。3週連続でツアーに出場し、こちらも負けん気は強く「勝ちたいと思う気持ちが強くなるとプレッシャーが増すことを学んだ」とコメント。両親の出身地であるオハイオで初優勝を、と意欲満々だ。

　また、復調気配を見せているミッシェル・ウィー（米）や、前週4位タイと優勝争いを演じた宮里藍に刺激を受けた上田桃子も参戦。日本同様、戦国時代の様相を見せている同ツアーだけに、誰が勝つかはふたを開けてみないと分からない。尚、宮里は出場しない。