5打差逆転初優勝を狙った宮里藍だったがスコアを伸ばしきれず、6位タイに終わった。

　米女子ツアー、ウェグマンズLPGA（ニューヨーク州ピッツフォード、ロカストヒルCC）、第1ラウンドから好位置で健闘していた宮里は、首位のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）に5打差5位タイから、現地時間22日に最終ラウンドをスタート。5番でバーディを先行させて追い上げ態勢に入るが、7、10番とボギーが続いて失速。結局3バーディ、3ボギーでこの日イーブンパー72。通算9アンダー6位タイで4日間の競技を終えた。

　だが、それでも昨年後半から不調が続いていただけに、今季初のトップ10入りに表情は明るい。4日間を通じていいプレーができたことは大きな意味があったようだ。この結果を自信に次週の大一番、全米女子オープンに臨む。

　優勝争いは、通算14アンダー単独首位でスタートしたピーターセンが、11番までに通算16アンダーまでスコアを伸ばしたものの、大事な13、15番でボギーを連発してしまう。その間、3打差で同じ最終組でプレーしていたツアー2年目の池恩熹（韓）が猛烈に追い上げ、ピーターセンがボギーを叩いて、通算14アンダーとなった15番でもバーディ。通算15アンダーでとうとう単独首位に躍り出た。

　17番は2人揃ってバーディを奪ったが、ピーターセンは18番でボギー。通算16アンダーの池が2打差でピーターセンを抑えて、ツアー初優勝を飾った。

　ジョン・ジャン（韓）と韓煕円（韓）が通算12アンダー3位タイ。昨季全米女子オープン覇者、クリスティー・カー（米）が通算11アンダー5位、宮里と並ぶ通算9アンダー6位タイに、ロレーナ・オチョア（メキシコ）ら。第2ラウンドでトップに立ったモーガン・プレセル（米）は、ポーラ・クリーマー（米）と共に通算8アンダー10位タイ。また、主催者推薦で出場したミッシェル・ウィー（米）は通算4アンダー24位タイとまずまずの成績を挙げている。