ツアー15年目のベテラン、ダィナ・アマカパーニ（米）が単独トップに立った。

　現地時間23日に行われた米女子ツアーのLPGAコーニング・クラシック（ニューヨーク州コーニングCC）第2ラウンド。強い風が吹く難しいコンディションの中、上位のスコアは伸びず、2日連続の3アンダー69をマークしたアマカパーニが通算6アンダーで前日の8位タイから単独首位に浮上した。

　1打差の2位タイに前日のトーナメントリーダー、エリカ・ブラスバーグ（米）、ジャニス・ムーディ（スコットランド）、ウェンディ・ワード（米）他が続き、通算4アンダー6位タイにジョン・ジャン（韓）、ベッキー・モーガン（ウェールズ）らがつけた。出場選手中賞金ランク最上位のポーラ・クリーマー（米）はスコアを2つ落とし、通算イーブンパー34位タイに低迷している。

「こういうコンディションの中では忍耐力が必要。幸いショットが良かったので、安定したゴルフが出来た」と言うのは首位に浮上したアマカパーニ。ここ数年は成績が上がらず、シーズン第2戦のフィールズオープンインハワイの10位タイが、約7年ぶりのベスト10フィニッシュだった。しかし最近はショットが復調。「パットが噛み合えばスコアになりそうな気がしていた」と言う。

　アマカパーニは8歳になる姪の写真をスコアカードと一緒に持ち歩いている。大好きな姪っ子に良いところを見せるためにも「忍耐強いプレーを続ける」と念願のツアー初優勝を目指し、張り切っている。

　なお日本勢は今大会に出場していない。