ロレーナ・オチョア（メキシコ）が4週連続優勝に王手をかけた。

　米女子ツアーのギンオープン（フロリダ州リユニオン、ギン・リユニオンリゾート）は現地時間の19日、第3ラウンドの競技を終了。世界ランク1位で、現在3週連続優勝中のオチョアが7アンダー65をマークし、通算16アンダーで前日トップのルーキー、ヤニ・ツェン（台）に1打差をつけ単独トップに躍り出た。通算11アンダー単独3位にテレサ・ルー（台）、通算10アンダー4位タイにカリン・コーク（スウェーデン）とスーザン・ピーターセン（ノルウェー）の北欧勢が続いたが、今季復活を宣言したアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）は通算1アンダー41位タイに低迷している。

「ミスショットもたくさんあったけれど、それを悔やむのではなく、笑い飛ばすことで活路を開いた」と言うオチョアは、序盤の2番でボギーが先行するものの、その直後の3番、4番でバーディを奪い返すと、5番以降6つのバーディを積み重ねてリーダーボード最上段に収まった。

　今季首位で最終ラウンドを迎えるのは5度目。これまでの4度はすべて優勝しており、データから見てもオチョアの優勝は揺るぎそうもない。「そういうデータは大歓迎。自分にとって励みになるし、他の選手にはプレッシャーになるから」と笑顔を見せたオチョアに、4連勝、今季5勝目の瞬間が近づいてきた。

　一方、日本勢は宮里藍が1アンダー71にスコアをまとめて、通算2アンダーで前日の41位タイから34位タイへ順位を上げたが、上田桃子は1バーディ、2ボギーの1オーバー73とスコアを落とし、通算2アンダーで宮里と同じ34位タイに後退。最終ラウンドは奇しくも宮里と上田の同組対決が実現することになった。