9名出場の日本勢は、5人が予選を突破した。

　米女子ツアー、フィールズオープンインハワイ（ハワイ州オアフ、コオリナGC）は現地時間22日に第2ラウンドの競技を行った。前日、8アンダー64と爆発し首位発進のジョン・ジャン（韓）が、この日も4アンダー68で回り通算12アンダーで単独トップを守った。1打差2位に同じ韓国のキム・ソンヒ。さらに1打遅れた通算10アンダー3位にポーラ・クリーマー（米）が続いている。

　日本勢では茂木宏美が健闘し、首位と5打差の通算7アンダー9位タイ。この日はノーボギーの4アンダー68で、みるみる上位に駆け上がった。一方、第1ラウンドで日本人トップの4アンダー68をマークし、好スタートを切った古閑美保は苦戦。インスタートの出だしから3連続ボギーでつまずくと、14番をバーディとしたものの18番で再びボギー。前半で3つスコアを落としてしまう。だが、後半に入ると1、4、7番でコンスタントにバーディを奪って、イーブンパー72まで盛り返し、通算4アンダー29位タイに踏みとどまった。

　また、前週の大会で5位タイに入った米ツアールーキーの上田桃子は好調さをキープしている。イーブンパーに終わった前日の鬱憤を晴らすべく、13番パー5でイーグル奪取に成功するなど、持ち前のショットの安定感を武器に1イーグル、3バーディ、2ボギーの3アンダー69で通算3アンダー。佐伯三貴らと並ぶ33位タイからさらなる上位を狙う。

　一方、06年のエビアン・マスターズ以来、初めて「70」を切る3アンダー69で、初日16位タイにつけたミッシェル・ウィー（米）もまずまずのプレー。「第1ラウンドは確実に自分を後押ししてくれた。うまくいけば残り2日間でどんどん良くなっていくと思う」と自信を深めたウィーだったが、第2ラウンドはボギーとバーディを繰り返し、スコアが伸び悩む。それでも1オーバー73にスコアをまとめ、通算2アンダー41位タイで予選をクリアした。

　その他、前週のSBSオープン at タートルベイで復活Vを飾ったアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が6アンダー66と貫禄のゴルフで、31位タイから5位タイに順位を上げ、2週連続優勝も視野に入ってきた。また、ツアー3年目の宮里藍は2バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの5オーバー77と崩れ、通算7オーバーで敢え無く2週連続の予選落ち。復調にはまだ時間がかかりそうだ。他、地元ハワイ在住の高校生アマ・金子絢香は、通算2アンダー41位タイで予選を通過したが、通算2オーバーの飯島茜、通算4オーバーの横峯さくらに加え、アマチュアの森田理香子も決勝ラウンド進出を逃している。