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フェース面を意識することでスイングも自然と良くなる!?曲げないティショット練習のススメ

2020年9月30日(水)午後3:32

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 ティショットを絶対に曲げたくないホールでは、フェース面の下目(スコアラインでいうと下から2本目あたり)でとらえると、打ち出しが低くなってバックスピン量が増えるフケ球になるので、たとえ芯を外したとしても曲がり幅が小さくなります。

 そして、この“曲がらない球”を打つためには、「ティを低くする」、「ヘッドを浮かせて構える」、「アッパーブローではなくレベルブローで振り抜く」ことが大事です。

 しかし、このスイングを自分のものにするためには、それなりの練習が必要です。プロゴルファーでも、特に飛ばし屋のドローヒッターなどは、アッパーブローのスイングによって高い打ち出しで、低スピンの弾道を生み出しているので、「ヘッドを浮かせてレベルブローに振り抜く」という動きを一度もやったことがなく、即座に対応できないという人もいます。

 だからといって、このテクニックを自分のものにしておかなくてもいいということにはなりません。「左右に曲げると厄介だけど、3Wや5Wを手にするほど怖くはない」、もしくは「3Wや5Wではセカンドショットの距離が残りすぎる」という場合は、ドライバーで低く打つというショットが必要になってくるからです。

 また、フェースの下目(上目)に当ててナイスショットをするためには、バランスの取れたスイングが必要になるので、この練習を積めば、自然とスイングのバランスが良くなるという利点もあります。

 一般のアマチュアゴルファーにとって、当てる位置を変えるというのはかなり難しいことだと思いますが、「どこに当てるのかを意識する」、「当てたい場所に当てるために、ヘッドを浮かせたり沈めたりする」ということを意識してショットすることは、低い球が打てる、打てないに関わらず確実に上達に繋がります。

 さらに付け加えれば、同じ入射角、ヘッド軌道でも、当たる場所が微妙に変わるだけで、弾道が大きく変わるということを知るだけでも、その人にとっては大きな財産になるはず。ただひたすら、飛ばすための練習だけをやるのではなく、たまには曲げない練習にもトライすることをオススメします。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#131より
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