米ツアーが命運をかけて始めたフェデックスカップが2年目に突入する。

　現地時間3日開幕のメルセデス-ベンツ選手権（ハワイ州マウイ島、プランテーション・コース）で開幕する08年シーズンは、昨年スケジュールが大改革され、システムも変更されたフェデックスカップの2年目のシーズンを迎える。

　元々はシーズンが長くなり、トッププレーヤーが試合を選ぶようになったことを避けるため、シーズンを短縮。上位選手が集結するプレーオフシリーズと、その後のシード権争いのフォールシリーズを分けたのがこの改革の始まりだ。

　だが、初代優勝者のタイガー・ウッズ（米）を始めとして、すべての試合に出場しないプレーヤーも多い。タイガーが昨季のプレーオフ最終戦ザ・ツアー選手権を欠場する可能性すらあった。実際は試合に出たため、結果的には事なきを得たのだが、それでもまだまだ考慮の余地はありそうだ。

　とりあえず今年はマイナーチェンジが行われ、9月のザ・ツアー選手権がライダーカップの1週間後の開催に決定。これで調子の波がピークにあるプレーヤーを集める腹積もりだろうが、うまくいくかどうか。ツアーにとっても正念場の1年となりそうだ。