1週間で国内男子ツアー年間ギャラリー数の約2倍!?60万人が熱狂するトーナメント
2016年8月18日(木)午後5:12
世界で最も多い観客動員数を誇る大会。昨年は1週間で史上最多となる61万8000人の観客を集めた。今年のギャラリー数は月曜から前年の3倍の入りとなった。開催コース「TPCスコッツデール」の名物16番ホールパー3は、ホール全体がフットボールスタジアムのようなスタンドで囲まれ、熱狂に包まれる。
大会の解説を務める佐藤信人プロに今大会の見どころについて話を聞いた。
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この大会はなんと言っても観客動員数がずば抜けて1位であることですね。昨年のギャラリー数は1週間で60万人を超えました。
伝統のある大会で、コース自体も60万人以上が観戦できるキャパシティがあるのと、16番ホール(PAR3)のように「どうぞビールを片手に大騒ぎしていいよ」という大会の雰囲気が選手もギャラリーも共有できていることが集客の要因でしょう。
会場に来るギャラリーも普段はゴルフをしない人が多いです。60万人というと、日本の男子ツアーの年間ギャラリー数と比較すると約2倍、女子ツアーも上回るくらいです。
※2016年国内ツアーギャラリー数
男子:29万3,137人(20試合)
女子:49万3,019人(34試合)
合計:78万6,156人
<参照:日本ゴルフトーナメント振興協会>
16番ではグリーンに乗らないとブーイングしたり、スーパーショットにはホールを取り囲む観客からもの凄い歓声が上がって盛り上がります。
1997年にタイガー・ウッズがホールインワンしたこともあって、注目度がさらに上がり、「あのホールを観に行こう!」っていうギャラリーも増えましたね。
開催週にはアメリカでスーパーボウルが行われていることもあって、アメリカ全土のスポーツ熱が非常に高いということもあります。フェニックスオープンを観て、日曜日はスーパーボウルを!というように、アメリカはスポーツウィークになります。
1997年大会16番でホールインワンを決めたタイガー
16番は有名ですが、続く17番の短いPAR4も注目です。
17番は昨年、松山英樹選手とプレーオフで戦ったリッキー・ファウラーが池に入れてしまったことでも話題となりましたが、ワンオンも可能な距離の短いホールですが、池があって非常に戦略的なマネジメントが求められます。
この16番と17番はTPCスコッツデールの注目ホールでもありますが、PGAツアー全体でも名物ホールと言えます。今やPGAツアーはどの大会でもワンオン可能なPAR4がありますが、その中でもTPCスコッツデールの17番は最も盛り上がるホールです。
17番はワンオンも出来るPAR4なので必ずバーディを取りたいホールですが、16番は天候やピンポジション次第では難しくなります。ピンが奥の時は昨年もアベレージがあまり良くなかったですね。
お祭り騒ぎの大会なのでぜひTVの前で生中継を観ながら通常のトーナメントとは違う雰囲気を楽しんで頂きたいです。
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