リッキー・ファウラーがライダーカップ出場に懸ける想い 「背負っているものが大きい」
2016年9月8日(木)午後7:43
国と大陸の名誉をかけて競い合うライダーカップ。開催期間中はアメリカ、ヨーロッパでは毎回お祭り騒ぎとなり、選手たちにとっても憧れの舞台だ。そんな中、ひときわ気合いの入っているのがリッキー・ファウラーだ。12名のメンバーにまだ選ばれていないが、残りの4枠に望みをかけている。リオ五輪の翌週もポイントを稼ぐためにウィンダム選手権に出場するなどライダーカップに対する出場意欲を最後までアピールしてきた。そんなファウラーにライダーカップについて話を聞いた。
リッキー・ファウラー
? 「ライダーカップ」とい聞いて真っ先に思い浮かぶことは?
ヨーロッパ対アメリカの長年にわたるライバル関係が頭に浮かぶね。それに歴史的勝利や、大敗した大会のこと。敗者の立場が続いていて、今は何とか1勝を挙げようと取り組んでいる。
? ライダーカップにおけるプレッシャーは?
ライダーカップにおけるプレッシャーと緊迫感は他のレギュラートーナメントとはまったく違う。それがPGAツアーの大会だろうとメジャー大会だろうとね。キャプテン、副キャプテンを含めチーム全員のため、国のために戦っているので、背負っているものが少し大きい。
? ライダーカップの勝利とメジャータイトル、手にしたいのはどっち?
もちろんメジャーで勝ちたい気持ちの方が強いよ。ただ、ライダーカップにおける今の状況を考えると、今年の勝利はとてつもなく大きな意味を持つ。チームのために大いに力を尽くしたいし、それが自信となって次の年に繋がっていくと思う。
? Task Force(タスクフォース)の発想はどこから?
どうやってTask Force(タスクフォース)が始まったのか僕にはよくわからない。僕はただ受け入れただけだが、フィル、タイガー、フューリック、デービスといった顔ぶれに加わって話し合いに参加できたのは楽しかったよ。すごくいい経験になった。
※タスクフォースとはキャプテンの戦術、選手の選び方などを検討するための対策チームのこと。
? 今年の代表チームにどれだけの影響をもたらすと思う?
選手サイドで言うと、チームについて考え、理解が深まることによって与えられる影響がある。発言する場があることで本質的にチームの一員という感覚が生まれ、初日からチーム全体に帰属意識ができる。
? Task Force(タスクフォース)における役割は?
僕の役割は若手、これから台頭してくる若い世代の声を届けること。(Task Forceには)ライダーカップやプレジデンツカップに何度も出場した選手がいて、彼らには経験がある。僕はどっちかっというと中間の存在で、若い世代が考えていることを伝え、また彼らには僕が得た情報を共有する。そうやって双方を中継して話し合いの場に生かすことが僕の役目だと思っている。
9月12日に3名、そして9月25日に最後の1名を米国チームのキャプテンを務めるデービス・ラブ指名するが、果たしてリッキー・ファウラーはメンバー入りすることはできるのだろうか。そのためにも今週のBMW選手権で上位進出を果たしたいところだ。
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ライダーカップ 放送予定
開会式 9月30日(金) 午前6:00?7:00 1日目 9月30日(金) 午後9:30?翌午前8:00 2日目 10月01日(土) 午後9:30?翌午前8:00 最終日 10月02日(日) 深夜1:00?翌午前7:30 ※最大延長午前10:00まで
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写真提供:Getty Images