年間王者へ向けて「5位以内で最終戦へ」 首位J.デイらポイントTOP5の思惑
2016年8月12日(金)午前9:09
米男子ツアーのレギュラーシーズンが終了し、いよいよ年間王者をかけた戦いがスタート。現地時間25日開幕のザ・バークレイズから4戦にわたるサバイバルを戦い抜き、見事フェデックスカップポイント1位に輝いた選手にはボーナス1000万ドル、およそ10億円が与えられる。
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現在、ポイントランク首位を走るのは世界王者ジェイソン・デイ。2位には世界ランク2位のダスティン・ジョンソンが続き、3位に世界7位のアダム・スコットが入っている。以下、ラッセル・ノックスが4位、昨季年間王者のジョーダン・スピースが5位となっており、日本期待の松山英樹は現在12位。前週のレギュラー最終戦を調整にあてた者、連戦へ体を休めた者さまざまだが、初戦に臨む125人の中からシーズン王者に輝くのはたったの一人だ。
その中で、ビッグマネー獲得へ好位置からスタートすることとなったポイントトップ5に、それぞれの思惑、意気込みを聞いた。
ジェイソン・デイ
「最大の目標はポイントランク5位以内でツアーチャンピオンシップを迎えること。5位以内なら最終戦で優勝すれば他選手の成績に関わらず、フェデックスカップを手にできるからね。去年はザ・バークレイズとBMWチャンピオンシップで優勝したけど、ツアーチャンピオンシップでは全てがうまく噛み合わなかった。今年はツアーチャンピオンシップの前に1週間の休みがあるし、準備万端で最終戦を迎えたい」
ダスティン・ジョンソン
「調子は悪くないし、勢いは保っているよ。3週間のオフを満喫できた。アイダホ州で婚約者のポリーナや息子を含めた家族と充実した時間を過ごしたあと、先週は自宅のあるフロリダに戻り、何回かラウンドした。練習はあまりしなかったけどね。この記者会見のあと、じっくり練習するつもりだよ」
アダム・スコット
「過去3ヶ月と比べてもっと良いプレーがしたい。今年の春のように何試合か続けて波に乗ることができれば最高。フェデックスカップ獲得に向けて良い位置につけているので、今週から好プレーを続けて、ポイントトップ5のままツアーチャンピオンシップを迎えたいね。その目標を達成できたら最終戦で全てをかけてプレーする。今年、ショットはずっと良いから、あとはパッティング次第だね。マスタ?ズからパットは今ひとつなので、重点的に練習しているよ」
ラッセル・ノックス
「シーズンで最も大事な大会こそ、このザ・バークレイズ。ポイントが4倍になるからね。たとえ125位でも今週良い成績を収めれば、ツア?・チャンピオンシップ出場に大きく近づくんだ。多くの選手が今シーズン、最も大切な試合を迎えている。僕は4位だから、今週から頑張れば年間王者になれる可能性が一気に高まるので楽しみだよ。」
ジョーダン・スピース
「去年はプレ?オフ初戦と2戦目で予選落ち。プロ入り後、2試合続けて予選落ちは初めてだった。調子は良くなりつつある。出場の過去2試合、全英オープンと全米プロでは、ショットは良かったのに、得意なパッティングがサッパリだった。今年後半に入ってボールストライキングとパッティングに磨きをかけてきたし、あとはパットがうまく決まれば、今週から今年最高のプレーができると思う。今後5週間、ベストを尽くすさ」
プレーオフシリーズ各試合で与えられるポイントは通常の4倍。優勝者には2,000ポイントが付与されるとあって、現在ポイント36位のローリー・マキロイやさらに下位の選手にもチャンスは十分残されている。最終戦前のポイント再配分時に5位以内につければ、他選手の結果にかかわらず勝利で年間王者にたどり着けるため、先の5人は是が非でもその座を維持したいところ。まずは初戦を終えて上位の顔ぶれがどう変化するか注目したい。
ゴルフセントラル 8月25日号より
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