シーズン大詰めの大事な時期、初日に引き続き2日目も中止、順延が決定した。

　米男子ツアー、フォールシリーズ第4戦のバイキング・クラシック（ミシシッピ州マディソン、アナンデールGC）は現地時間の30日、荒天のため中止となった第1ラウンドを行う予定だったが、ここ1か月同地を悩ませた降雨のせいでコースはアンプレアブル（競技不可能）な状態のまま。やむなく2日目も中止が決まった。

　ツアーの競技副委員長であるスラッガー・ホワイト氏によると「コースはプレーに耐え得る状態ではない。このまま行けば試合の短縮も考えなければならない」と72ホールから54ホールへの短縮を示唆。次週同ツアーの試合がないため、火曜日へずれ込む可能性も出て来た。

　これまでにツアーで2日間に渡って競技が流れたのは2005年のベルサウス・クラシックで、そのときは54ホールに短縮され、月曜日に持ち越された決着は5人でのプレーオフとなり、フィル・ミケルソン（米）が優勝を飾っている。また2006年にはブーズ・アレン・クラシックで火曜日までもつれ込んだ前例がある。

　来季のシード権が得られる賞金ランクトップ125入り目指す当落線上の選手にとっては何とも気をもむ展開だが、自然には勝てず、天を仰いで天候の回復を待つしかなさそうだ。