期待の19歳・藤田が3位浮上! O.サタヤ2勝目に王手
2014年4月12日(土)午後4:02
賞金ランキングトップを走るO.サタヤ(タイ)がシーズン2勝目に王手をかける中、期待の新人・藤田光里が初優勝を視界にとらえた。
12日に行われた国内女子ツアーのスタジオアリス女子オープン(兵庫県、花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース)第2ラウンドは、首位スタートのサタヤが通算9アンダーまでスコアを伸ばして初日に続きトーナメントをリード。昨年プロ転向した19歳の藤田は4バーディ、1ボギーの3アンダー69の好スコアをマークし、通算5アンダー単独3位に浮上した。
首位と2打差の単独2位に韓国のリ・エスドがつけ、通算3アンダー4位にツアー2勝の若林舞衣子。通算2アンダー5位タイから2012年の賞金女王・全美貞(韓)、笠りつ子らが追走している。
昨年末のファイナルQT(クォリファイング・トーナメント)をトップ通過し、その年のプロテスト合格者で争う新人戦、加賀電子カップを制覇した藤田に早くもツアー初優勝のチャンスが訪れた。今季は開幕から出場3試合連続予選落ちとプロの壁に跳ね返されたが、その後出場したアクサレディスで45位タイ、前週のヤマハレディースでは17位タイと徐々に実力の片りんを発揮。この日もティーンエイジャーとは思えない落ち着いた試合運びで終盤にバーディを重ね好位置を確保しただけに、最終日は好調を維持するサタヤとの対決が楽しみだ。
その他注目選手は、通算1アンダー10位タイに上田桃子、酒井美紀らが続いたが、初日3位タイの好発進を切った渡邉彩香はダブルボギー2つを叩いて3オーバー75とスコアを落とし、通算イーブンパー16位タイに後退。元世界ランク1位の申ジエ(韓)も堀奈津佳らとともに通算4オーバー42位タイに低迷している。
また、昨季賞金女王の森田理香子はスコアを1つ伸ばしたものの、初日の出遅れが響いてカットラインに1打及ばず。通算5オーバー54位タイで、昨年9月のゴルフ5レディス以来となる予選落ちを喫している。