米ツアー出場経験のないトロイ・メリット（米）が、強豪ひしめくゴルフ米男子ツアーのファイナル・クォリファイング・スクール（Qスクール）を首位で突破。来季のツアー出場権を獲得した。

　2010年の米男子ツアー出場権をかけた108ホールのサバイバルレースは現地時間7日、フロリダ州ウェストパームビーチのベアレイクスCCリンクスC、レイクスCで、サスペンデッドとなった第5ラウンドの残りと最終ラウンドを行った。終始、大会をリードしたメリットは、最終ラウンドを3アンダー69で回り通算22アンダー単独トップで念願のツアーカードを手に入れた。1打差2位にはベテランのジェフ・マガート（米）が入った。

　メリットは最終ホールでダブルボギーを叩いたが、それでもトップ通過にご満悦。「多分これまでで最も満足したダブルボギーだった。ご褒美は来年、素晴らしい選手達と一緒にプレーできること」と、世界最高の舞台でのプレーに心を躍らせていた。

　来季のフル参戦権を獲得するためには全6ラウンドを終え25位タイまでに入ることが条件。今季賞金ランキング130位でQスクール行きとなった01年全英オープン王者のデビッド・デュバル（米）は通算1オーバー90位タイでツアーカード獲得に失敗。03年全米プロ王者のショーン・ミキール（米）は通算3アンダー64位タイ、04年全英オープン覇者のトッド・ハミルトン（米）は途中棄権しており、いずれも悔しさを噛みしめる結果となってしまった。（STATS-AP）