石川が10位タイ浮上! 藤田、ライバル棄権で賞金王へ大きく前進
2012年11月23日(金)午後5:03
- この記事のキーワード
国内男子ツアーのフルフィールド最終戦、カシオワールドオープンゴルフトーナメントは23日、高知県のKochi黒潮カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を行い、前日首位タイの黄重坤(韓)とこの日6バーディ、1ボギーの猛攻を見せた宮里優作が首位を並走。初日13位タイ発進の石川遼は2日連続となる3アンダー69をマークし通算6アンダー10位タイに順位を上げた。
2週間前の三井住友VISA太平洋マスターズで2年ぶりの優勝を飾り、今季残り2戦でひとつでも勝ち星を重ねたい石川。この日の序盤はパープレーが続くが5番、7番でバーディを奪取し2アンダーで折り返す。後半はスコアカード通りのゴルフとなるが、最終18番をバーディで締めてフィニッシュ。この日ノーボギーと安定したプレーで3つスコアを伸ばした石川が、今季2勝目へ向けて首位から3打差で決勝ラウンドを迎える。
一方、この大会を制して自身初の賞金王を確定させたい藤田寛之だが、タイトルを争う谷口徹がこの日のスタート前に発熱のためまさかの棄権。ライバルの思わぬ脱落により賞金王レースで俄然有利に立った藤田が、この日4バーディ、1ボギーの3アンダー69で回り通算7アンダーとして、前日の7位タイから5位タイへと浮上した。
首位を走る黄と宮里から1打差の3位タイに金庚泰(韓)と上井邦浩の2人がつけ、さらに1打差の5位タイには藤田の他に初日首位タイのS・K・ホ(韓)、谷原秀人、平塚哲二、平本穏が続いている。
そのほか、ルーキーの藤本佳則は2アンダー70でラウンドし、片山晋呉らと並んで通算5アンダー14位タイ。また、初日65位タイと出遅れたアマチュアの松山英樹は、この日5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマークし通算4アンダー20位タイに急浮上している。