石川、前進単独11位 北村は単独65位 韓国オープン
2012年10月21日(日)午前11:02
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厳しいセッティングに各選手がスコアメイクに苦しむ中、石川遼がじわりと順位を上げている。
韓国のナショナルオープンであり、ワンアジアツアーの一戦でもあるコロン韓国オープン(韓国、ウージョンヒルズCC)は現地時間20日、第3ラウンドの競技を行い、22位タイからスタートした石川が3日目にして初のアンダーパー(2アンダー69)をマーク。通算3オーバーまでスコアを戻し単独11位に浮上した。
首位に並ぶのは3日間のトーナメントベスト、5アンダー66をマークしたキム・デヒュン(韓)とキム・デソブ(韓)の2人で、スコアは通算3アンダー。アジア勢唯一のメジャーチャンピオン、Y・E・ヤン(韓)はノ・スンヨル(韓)らと通算2オーバーで並び8位タイにつけている。
ムービングデーにスコアを伸ばしたかった石川は序盤の2番、3番で連続ボギーを叩いたものの5番のバーディで持ち直し7番、8番で連続バーディを奪取して波に乗る。後半出だしの10番でもバーディを奪った石川は、前日ボギーを叩いた13番パー3でバーディを奪うなどショット、パットともに噛み合っているかに思われた。ところが15番でセカンドショットを絶妙の距離感でピンそば2メートルに寄せながらバーディパットを外してチャンスを潰すと、続く16番パー3でボギーを叩いて失速。結局5バーディ、3ボギーの2アンダー69にとどまり優勝戦線に絡むところまではいかなかった。だがゴルフは最後まで何があるかわからない。最終日、首位との6打差をどこまで縮めてくれるか楽しみだ。
石川以外の日本勢は、カットラインぎりぎりで決勝ラウンド進出を決めた北村晴男弁護士の息子、北村晃一が2つのダブルボギーを叩くなどスコアを崩し9オーバー80。通算19オーバーの単独65位に後退した。尚、富田雅哉は決勝ラウンド進出を逃している。