ライダーカップに向けて盛り上がるチームワーク 欧州ツアー
2012年8月30日(木)午後0:00
ライダーカップ欧州チームの参謀たちがスイスの高地に集合する。
欧州、アジアン両ツアー共催のオメガ・ヨーロピアン・マスターズは現地時間30日、スイスのクラン・シュル・シエールを舞台に開幕。ディフェンディング・チャンピオンのトーマス・ビヨーン(デンマーク)は約1か月後に迫った欧米決戦ライダーカップ(現地時間9月28?30日/米イリノイ州、メディナーCC)の副キャプテンだが、ホセ・マリア・オラサバル主将(スペイン)のほか3人の副主将たちも出場する今大会は、決戦に備えた作戦会議の様相を呈している。
オラサバル、ビヨーン、ダレン・クラーク(北アイルランド)、ポール・マクギンリー(アイルランド)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)。主将、副主将が勢揃いする以上、戦士として選ばれた選手たちもいいプレーを見せないわけにはいかない。
ライダーカップの欧州チームメンバーで今大会に出場するのは、ポール・ローリー(スコットランド)、ピーター・ハンソン(スウェーデン)ら。「今回はチャンスだと思う。でも両チームの力は拮抗しているから、ひとつのパットを入れるか入れないかが勝負の分かれ目になると思う。まぁ、いつものことだけど。でも、主将推薦の2人はすごくいいプレーヤーだし調子も悪くないから、これが効いてヨーロッパが勝てるといいね」とローリーが言うように、全員がライダーカップに向けて全力を尽くそうとする中で行われる今大会。スイスのマッターホルンを筆頭にした美しい山々に囲まれた中で行われるいつものトーナメントが、欧米決戦を前に独特の雰囲気に包まれて幕を開ける。