河本結が国内女子ツアーのスタンレーレディスホンダゴルフトーナメント（静岡県／東名カントリークラブ）で今季2勝目、ツアー通算4勝目を挙げた。

　なお、最終ラウンドは濃霧のため9ホールに短縮。セカンドカットを実施した上で、霧の影響が少ない9ホール（1番、9番、10番、11番、14番、15番、16番、17番、18番）を30人がプレーした。

―自身初の同一年複数回優勝

　嬉しいです。ただ、残りの試合もあるので、しっかり休んで、良い準備をして次の試合を迎えたいです。

―最終日の変則9ホールについて

　変な気持ちになったり、要らない感情になるのが嫌だったので考えませんでした。

―収穫はあったか

　ここ最近は「自分らしいゴルフ」というのがしっくりきていました。今週は練習ラウンドができなかったり、体調が悪かったりしましたが、それ（自分らしいゴルフ）を貫いて優勝できたので自信になりました。

―ウイニングパットを決めた瞬間

（以前の優勝時に比べ）ちょっと緊張しなくなっている自分が怖いという感情でした。今までは優勝パットで緊張していました。いま思い返すと15番のパーパットも緊張すると思いますが、それもなく、目の前に超集中していたので緊張がなかったです。

―米ツアー組が多数出場

　一緒に同じ試合を戦えることにワクワクしていました。みんな万全ではないと思いますが、この1試合で勝てたことに関してはすごく嬉しいです。

―国内ツアーの選手として負けられない

　JLPGAの意地を見せたかったというのは少しありました。私はこっちを選んでプレーしていますが（米ツアーから）帰ってきて生半可な気持ちではやっていない事を示すためにも、この勝ちは大きかったと思います。

―同学年の渋野日向子選手、原英莉花選手が出場した

　日本のツアーに来るというのは（日本の）ゴルフ界を思ってくれているという事です。同じ年に生まれたプロゴルファーとして、ああいう孤独な場を選んで挑戦する姿は、刺激がもらえます。すごく大事な存在です。

―年間女王も見えてきた

　最終戦に出場して、そこで勝ってというイメージは鮮明にしています。そういうイメージをしっかり持って、自分のやることに集中してやるだけです。

―黄金世代（1998年生まれ）初の年間女王を狙う

　獲って海外組にも刺激を与えたいです。今はもらっているばかりなので、そういう気持ちはあります。

（写真：Getty Images）