日替わりリーダー P.ローリー奪首でライダーカップに弾み?
2012年8月26日(日)午前9:50
地元の声援を一身に受けるポール・ローリー(スコットランド)がマイペースのゴルフで単独トップに躍り出た。
欧州ツアーのジョニー・ウォーカー選手権(スコットランド、グレンイーグルス・ホテル)は現地時間25日、第3ラウンドの競技を終了。1999年の全英オープンチャンピオン、ローリーが7バーディ、2ボギーの5アンダー67をマークし、通算12アンダーで前日の3位タイから単独首位に浮上した。
そのローリーは昨年9年ぶりにツアー優勝を飾って以来、好調をキープしている。今季も中東シリーズで勝星を挙げており、1999年にライダーカップデビューを飾って以来となる同大会への出場権をほぼ確定させている。欧米の選手にとってライダーカップ(現地時間9月28?30日/米イリノイ州、メディナーCC)は特別な意味を持つ。1か月後に迫った決戦に弾みをつけるためにも残り1日、最高のゴルフを披露したい。
その他上位陣は、この日コースレコードタイの9アンダー63と爆発したロメイン・ウォッテル(仏)が通算11アンダーで単独2位。通算9アンダー単独3位にスティーブン・ギャラハー(スコットランド)がつけ、通算8アンダー4位タイにマーテン・ラフェバー(オランダ)、ブレット・ランフォード(豪)らが続く展開となっている。
また、ディフェンディング・チャンピオンのトーマス・ビヨーン(デンマーク)が3日目にしてようやく60台(68)をマークし通算7アンダー7位タイまで順位を上げたが、前日トップタイのマーク・フォスター(英)が3オーバー75を叩いて通算5アンダー17位タイに後退。同じく首位タイスタートのリチャード・フィンチ(英)も6オーバー78の大叩きで通算2アンダー30位タイに急降下している。
ところでこの日はローリーの他にも地元スコットランド勢が大躍進。7アンダー65をマークしたギャラハーが単独3位、大ベテランのコリン・モンゴメリー(スコットランド)も「ここ数年で最高のゴルフが出来た。もっとスコアが伸びてもおかしくなかった」と通算7アンダーで7位タイの好位置に浮上。最終日は地元ギャラリーにとっても楽しみな展開になりそうだ。