石川の米ツアー今季最終戦は予選落ち…
2012年8月18日(土)午前10:14
- この記事のキーワード
日米を股にかけて戦う石川遼の米男子ツアー今季最終戦は予選落ちという結果に終わった。
同ツアー、レギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権(ノースカロライナ州、セッジフィールドCC)は現地時間17日、第2ラウンドの競技を終え、通算1アンダーまでの77名が予選を突破した。しかし60位タイからスタートした石川は1イーグル、2ボギー、5ボギーの1オーバー71とスコアを落とし、通算イーブンパー78位タイでホールアウト。カットラインに1打足りず、今季同ツアー参戦18試合目にして8度目の予選落ちを喫した。
コース特有のバミューダ芝に苦しめられた石川はパーオン率72パーセントと、初日に続きこの日も着実にグリーンをとらえたが、カップに嫌われ(32パット)惜しくも1打足りず決勝ラウンド進出を逃すことに。米ツアーは次週からフェデックスカップポイントランキング上位125位までの選手によるプレーオフシリーズに突入。正式ツアーメンバーではない石川に出場権はなく、本人が10月以降のフォールシリーズに参戦する意向がないため、今大会が実質、今季のアメリカ最終戦となる。
今年1月のソニー・オープン・イン・ハワイから始まった石川の米ツアー挑戦は、3月のプエルトリコ・オープンで単独2位に食い込み、6月のザ・メモリアル・トーナメントで9位タイに入り非凡な才能を見せつけたが、それ以外は低調な成績。それでも獲得賞金は87万1,050ドル(約6,900万円)で、現時点での賞金ランクは70位前後相当。シーズン終了時点で来季のシード125位以内に入ることはほぼ確定しており、来季の米ツアー本格挑戦が現実味を帯びている。
アメリカ最終戦で有終の美を飾れなかったことは残念だが、次週のVanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントから国内ツアーに専念し、石川は2010年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ以降遠ざかっている優勝を目指すことになる。