今田20位タイ発進、石川は60位タイ出遅れ… 首位はC.ペターソン
2012年8月17日(金)午前10:18
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カール・ペターソン(スウェーデン)が米男子ツアー、レギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権第1ラウンド(現地時間16日/ノースカロライナ州、セッジフィールドCC)を引っ張っている。
先週行われた今季メジャー最終戦の全米プロゴルフ選手権でも予選ラウンド2日間を終えて首位タイに立っていたペターソン。最終的には3位タイで大会を終えたが、好調さを維持している。
大会前には「(先週の)ベントグリーンからバミューダグリーンになってアジャストするのが難しいだろう」と言っていたが、この日は問題なく8バーディ、ノーボギーで回り8アンダー62。ティム・クラーク(南ア)、デビッド・マティス(米)に1打差ながら単独首位に立った。
2008年にこの大会で優勝した時に自らが叩き出したコースレコードに1打足りないだけの好発進。このコースを得意とするのには理由がある。実はコースから程近いグリーンズボロの高校からノースカロライナ州立大に進んでいる。つまり地元プレーヤーというわけだ。そのアドバンテージを生かして、過去5回の出場でオーバーパーはたったの2ラウンドのみというほどだ。「グリーンがピュアだったから、難しくなかったよ。今日はフェアウェイをあまり外さなかったけど、このコースはフェアウェイに乗せないとパーセーブも難しい」と分析したコースで、このまま突っ走るつもりでいる。
日本勢2人は明暗が分かれた。現在賞金ランキング182位で来季のシード権獲得に必死の今田竜二は3バーディ、ノーボギーの3アンダー67でプレーして20位タイとまずまずのスタート。上位に入って少しでも多く賞金を稼ごうとしているのに対し、石川遼は1イーグル、1バーディ、2ボギーで1アンダー69。1ストロークで大きく差がつく激戦の中、60位タイと出遅れており、目標とする今季獲得賞金90万ドル(約7,100万円)達成には、巻き返しが必要な位置に甘んじている。
その他の主な選手は、全米オープン王者ウェブ・シンプソン(米)が4アンダー66で8位タイ、ライダーカップ米国チーム主将のデービス・ラブIII(米)、Y・E・ヤン(韓)は今田と同じ20位タイにつけている。