R.カブレラ-ベロ、首位浮上! J.デイリー10位タイ
2014年1月24日(金)午前10:39
ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)が、上り5ホールで4バーディを奪ってツアー3勝目を視界にとらえた。
欧州ツアーの中東シリーズ第2戦 コマーシャルバンク・カタール・マスターズ(カタール、ドーハGC)は現地時間23日、前日サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行った。第2ラウンドを6アンダー4位タイからスタートしたカブレラ-ベロは、フロントナインで2つスコアを伸ばす。12番バーディの後、14番から3連続バーディを奪い、最終18番もバーディ奪取。通算13アンダーとして、2位のジョージ・コージー(南ア)に2打差の単独首位に立った。
「バックナインで本当にパターの調子が良かった。中東のゴルフ場に来ると、ウェイストバンカー(地面がむき出しの砂地帯)がそこら中にあってたくさんの岩がある。まるで故郷グラン・カナリアにいるみたいに感じるんだ。いつも海風が吹いている僕の故郷と同じように、ここでも風が吹いているし、パームツリーもある。太陽の光も降り注いでいるし」とすっかりリラックスしてプレーしたカブレラ-ベロ。ツアー2勝目がやはり中東が舞台の2012年オメガ・ドバイ・デザート・クラシックで、3年前の今大会でも3位タイ。先週のアブダビHSBCゴルフ選手権でも4位タイと、相性の良い中東でツアー3勝目にターゲットを絞った。
一方、首位でスタートしたコージーは、11番(インスタート)でダブルボギーを叩くなど3アンダー69とスコアを伸ばしきれず、通算11アンダーで2位に後退。それでも、ツアー初優勝に向けての巻き返しにかける。
前日、スタートホールでアルバトロスを演じたスティーブ・ウェブスター(英)、マシュー・ボールドウィン(英)、ヨハン・カールソン(スウェーデン)が通算10アンダー3位で並んでいる。
また、メジャー2勝のジョン・デイリー(米)が、通算8アンダーで10位タイと好位置にいる。「俺は勝つためにプレーしているし、今でも十分戦えると思っている。ここ6年はケガに苦しんできたけど、何が起こるかわからないだろう? 今はすごくいい感じだから、まだ勝てると思うよ」と復活優勝宣言して不気味な存在感を見せている。
セルヒオ・ガルシア(スペイン)が5アンダー67でプレーして通算6アンダー23位タイ。昨季の賞金王で米男子ツアーの年間王者でもあるヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は、1アンダー71で通算5アンダー28位タイ。マーティン・カイマー(独)が通算4アンダー39位タイにおり、ルーク・ドナルド(英)が通算3アンダー45位タイ。アーニー・エルス(南ア)は、この日4オーバー76を叩いて通算1アンダー65位タイでぎりぎりの予選通過となった。